【中野人インタビュー】大成食品株式会社代表 鳥居憲夫さん

厳しいラーメン業界をフォローするために開講した「鳥居式らーめん塾」

今月は「大成食品株式会社 <http://www.tokyo-ramen.co.jp/>」の鳥居憲夫社長にこれまでの歩みと、
経営理念を語っていただきました。
中華麺の製造・販売を手がける「大成食品株式会社」は、大正6年創業の老舗の製麺所。
製造・販売だけでなく、アンテナショップでもある中野駅北口「豚そば 鶏つけそば専門店 上海麺館」をはじめ、
新井の「麺彩房 中野本店」、「麺彩房 五反田店」と顧客ニーズを的確に把握するために店舗展開をしています。

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大成食品株式会社本社1階の「楽麦舎(らくばくしゃ)」に並ぶ数多くのラーメンスープ

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「平打手もみ麺」「つけ麺」など中華麺の種類がいっぱい。「楽麦舎」の営業は月~土曜・祝日10:00~17:00、日曜は定休

工場では毎日150種類以上の麺を研究・製造していますが、2004年秋より味作りから店舗運営までをサポートするため、
開業を目指す人向けのラーメン学校「鳥居式らーめん塾」を開講しています。
鳥居社長がこの塾を開講させたのは、「テレビや雑誌などで紹介されるのは行列のできるお店ばかり。
そのため、いい商売だなと勘違いしてしまう人が多いんですね。
実はラーメン店は開店してから1年で半分、3年で7割がなくなるといわれるほど厳しい業界です。
夢を持って飲食業界に入ってきた人たちに現実的なリスクを教えたい、取引するお客さんに悲しい思いはさせたくはないので」という理由から。
今年は5月から全12回の実施を予定しているとのことです。

「麺」を通じてラーメン業界を盛り上げながら活力を与え続ける

「鳥居式らーめん塾」は開業を目指す人向けのセミナーですが、すでに開業しているお得意様向けには
「ラーメン店商品開発研究会 “麺”夢塾」というセミナーもあります。
2005年に始まった同塾ですが、2010年からは毎年春と秋に同内容で2日間ずつ無料開講しています。
「“麺”夢塾は日々の業務に追われがちなラーメン店主の皆さんの情報収集、研修の場、交流の場として活用していただいています。特別講演として、ラーメン王、ラーメン評論家といったコンサルタントの方に現在のラーメン業界についての話をしていただいたり、春と秋の年二回開講なので春夏メニュー、秋冬メニューとしてこれから流行りそうなメニュー提案や、新作ラーメン試食会なども行っています」

また、一般の方向けには月1回第4日曜に「工場直売麺市場」が行われています。
中華麺(3食300円から)、スープ(1人分30円から)はもちろんのこと、焼豚(330円から)、
うどん(3食300円)や生パスタ(3食360円)も販売され、行列ができるほどの大盛況となっています。

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「工場直売麺市場」に並ぶ大勢のお客さん

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中華麺のほかさまざまなパスタも並ぶ

大正6年(1917年)創業の「大成食品株式会社」は戦前野方で戦後は新井に移り、今年で100年を迎えた老舗です。
「100周年ということは、ひとつの区切りなのかもしれません。周りのすべてのお客様のために何ができるのかを考え続けていきたいと思っています。そして、できるだけおいしいものを作っていき、喜んでもらいたいですね」と結んでくれました。

今回の★なかの人
鳥居憲夫(とりい のりお)さんOLYMPUS DIGITAL CAMERA
中野区野方生まれ。
1917年創業の製麺会社 大成食品株式会社の3代目社長。厚生労働省認定「製麺技能士」。
幼いころから製麺の現場、配送先のラーメン店の活気に親しみながら成長。
大学卒業後、大成食品株式会社に入社し、代表取締役社長に就任。
社内改革と新商品開発に注力し、お客様の笑顔創りに邁進。
現在、本社工場では1日5万食、常時150種類以上の麺が製造されている。
納品先は、全国のラーメン専門店、中華料理店、レストランやカフェ、ホテル、大企業の社員食堂等幅広く、のべ500軒以上に及ぶ。「麺彩房中野本店」の看板メニュー「つけそば」は中野区認定観光資源指定。

【主な役職】
東京都中華麺製造業協同組合理事長
全国製麺協同組合連合会専務理事
全麺連関東ブロック協議会会長/製麺技能士部会長/中華麺部長
一般社団法人日本ラーメン協会監事
東京商工会議所中野支部副会長
中野法人会常任理事
中野工業産業協会副会長
一般社団法人中野観光協会常務理事

大成食品株式会社
住所:中野区新井2-20-9
電話:03-3386-5636(代表)
ホームページ:http://www.tokyo-ramen.co.jp/

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