広町みらい公園のミニ庭園「ポタジェ」で植物に触れる体験を
農作業も楽しめる公園「広町みらい公園」
2019年9月にオープンした「広町みらい公園」には、「ポタジェ」というミニ庭園があります。「ポタジェ」とはフランス語で「家庭菜園」を意味し、季節の野菜、ハーブ、果樹を地域の皆さんと育てるための場所なのだそうです。暖かい季節になってからはカラフルな花が咲いていて、私も公園に遊びに行くたびに癒されています。

7月のある日、ひまわりがたくさん咲いていました!

よく見ると背が高かったり花が大きかったり、種類によって違いがあります。
お花に誘われてポタジェを覗いてみると、たくさんの植物に出会いました!

遊具のすぐ近くで楽しめる、緑いっぱいの場所です。
野菜もいろいろあります。普段はなかなか見られない、成長過程や収穫前の姿を観察することができます。

ナスは茎や花も美しい紫色。

成長途中のキュウリはゴツゴツして毛も生えています!スーパーなどで見るものと違って驚きです。

トマトは8月の初め頃に赤く色づき始めました。

触ってみることもできます。
夏の「ポタジェ」で目を引いたのはゴーヤの棚。アーチのようになっていて、くぐることができます。

すずしげなゴーヤの棚。

ゴーヤのアーチを下から見ると、こんな景色です。

小さなゴーヤの赤ちゃんを発見!親子で野菜探しが楽しめます。
作物の水やりや、花ガラ摘みをするボランティアに参加できます
子供が野菜に興味を持っていたので収穫体験について管理事務所の方に尋ねてみたところ、ボランティア登録することで植物のお世話ができると教えていただきました。ボランティア活動には植物のお世話以外にも清掃や見守りなど様々な活動があるようです。ボランティアに参加するには、「体験学習センター」2階の管理事務所で登録をします。私たち親子もその場で登録。興味を持ったらすぐに参加できるのは魅力的です。活動の案内は、メールでその都度送られてきます。
ある夏の日のボランティア活動に参加した際には、次の作業を行いました。
・ひまわりの抜き取り
・土耕し
・根の取り除き
・コスモスの種まき
まず、種が実って重くなったひまわりをカットしました。

カットしたひまわりを手に持ってみると、ずっしり重たかったです。
ひまわりの茶色い円の部分は、じつは小さな花の集合体です。ボランティアの方に表面の花の部分を取り除いてもらうと、黒い種が姿を現しました。

種がびっしり!
ひまわりをカットした後は、茎を抜き取りました。背が高いので、全身を使って引っこ抜きます。抜いた後は土を耕し、古い根を取り除き、コスモスの種を蒔きました。種からどのように成長し、どんな花が咲くのでしょう?子供と成長を楽しみにしようと思います。
最後は野菜の収穫をしました。ピーマン、トマト、ナス、キュウリ、ゴーヤ、バジルなどが採れました!

立派なゴーヤを発見!
ボランティア活動のご褒美として、収穫した野菜は参加者の皆さんで分け合って持ち帰りました。

採れたてで美味しそう!
野菜はおうちで美味しくいただき、野菜を通して季節を感じることができました。畑のお世話と収穫の両方を体験でき、子供もとても満足していました。
秋〜冬にはお芋が実りそうで、楽しみです。

畑を覆うようにつるが広がっているのはサツマイモ。

大きな葉っぱは里芋。
ボランティア活動は今回ご紹介したようなメンバーの合同作業の他に、日常的な活動もあります。公園を訪れた際に時間がある時に行う活動で、ゴミ拾いや園内の見守り巡回などを行います。花壇の手入れもその一つで、今回「花ガラ摘み」について教えていただきました。咲き終わった花をハサミでカットする作業で、これを行うとこれから咲く花に栄養が行き渡りやすくなったり、しおれた花が土に落ちて腐ってしまうのを防ぐことができます。こういったメンテナンスをこまめに行うことで綺麗な花壇や庭園を作ることができるのだそうです。植物のことをよく知らない初心者の私達親子にとって、勉強になります。
皆さんも「広町みらい公園」で植物に触れる体験を楽しんでみてはいかがでしょうか?
中野区立広町みらい公園
所在地 中野区弥生町6-1-7
アクセス 東京メトロ丸ノ内線「中野富士見町」駅から徒歩12分、京王バス「広町住宅」停留所から徒歩1分
開園時間 9:00〜21:00
電話 03-6382-6072
★広町みらい公園について詳しくはコチラ
★公式サイトはコチラ
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