中野長者伝説を由緒に持つ「中野長者の寺」多宝山 成願寺

中野坂上の駅から下ったところ、大きな山手通り沿いに不意に巨大な看板が現れます。この大きな達磨さまと、白い山門が多宝山 成願寺の目印です。

多宝山 成願寺の象徴的な看板と山門

「中野長者の寺」と呼ばれるのは、成願寺に残る伝説から。その昔、中野に住んでいた鈴木九郎という馬売りが仏さまの導きで長者となりましたが、大切に育てていた娘が若くして亡くなってしまったため深く悲しみ、家を寺に建て替えたのが成願寺の始まりと言われています。この話はあくまで伝説で事実ではないとわかっているようですが、寺にある開祖の像の中から中年の男性とからだの弱い娘の骨片が出てきたことがあるそうです。

鍋島家墓所を示す立て看板

また、成願寺には鍋島家(蓮池鍋島家)の墓所もあります。中野区在来の寺院で大名家の墓所があるのはこの成願寺だけとのことです。

山手通り沿いとは思えない、広く静かな境内。歴史に思いを馳せながらゆったりと過ごせます

また、近代では新選組の家族が身を寄せていた記録が残るなど、さまざまな逸話を持つ成願寺。大通り沿いにあるとは思えない静かな境内では、その時代に思いを馳せる穏やかな時間を過ごせます。

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【中野の歴史-近世編14-】 幕末の記憶(近藤勇の下駄)-中野区民の聞取りから

 

多宝山 成願寺
所在地 東京都中野区本町2-26-6
アクセス 東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上」駅から徒歩3分
電話 03-3372-2711
ホームページ https://www.nakanojouganji.jp/

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