徳川将軍家の御膳所であった格式の高いお寺「東福寺」

東福寺の山門。隣には幼稚園があり、日中は子どもたちの元気な声が聞こえてきます。

正確な創建時期は不明ですが、天正年間(1573-1593)江古田村の村民が開基となり村の御嶽山に創建されたといわれています。後に当地へ移転しました。江戸時代には徳川将軍家の御膳所(休憩場所)になったほど格式の高いお寺で、境内には“徳川将軍御膳所跡”の碑が残されています。また、都内にある弘法大師(空海)ゆかりの寺院である“御府内八十八ヶ所霊場”の2番札所となっているお寺でもあります。

アクセスは都営大江戸線「新江古田」駅から徒歩10分、西武新宿線「沼袋」駅から徒歩15分ほどです。

東福寺の築山。

山門を抜けると、右手には築山があります。こちらは弘法大師1150年のご遠忌を記念して築造されたものです。当地に伝えられている“江古田の獅子舞”は、この築山付近に盛土をして豪華な舞台を作り、氏子の安泰と繁栄を祈願して演舞されていました。獅子舞は、江戸から大正期までここで演舞されていて、後に完成した鐘楼の鐘に江古田獅子舞の四神の図が刻まれています。



天正の頃に堂舎が焼失し、寛永になり(17世紀初め)信者たちが協力して寺地を本田(現在地)に移し再建。この巨大なイチョウの木は、それを記念して植えられた樹齢約300年以上と言われる記念樹で、中野区の保存樹林指定第1号に認定されています。


奥には鐘楼や不動尊像、徳川将軍御膳所跡があり、石段を登っていくと大師堂や本堂があります。少し高台となっているため、本堂前から周りの景色を眺めるのもおすすめです。

境内にある“徳川将軍御膳所跡”の碑。

年間行事

修正会(1月1日)、初大師護摩(1月21日)、節分会(2月3日)、附施餓鬼会(7月11日)、お十夜(11月17日)、除夜の鐘(12月31日)

 

東福寺
所在地 中野区江古田3-9-15
アクセス 都営大江戸線「新江古田駅」から徒歩10分、西武新宿線「沼袋駅」から徒歩15分
電話 03-3386-5205

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