中野観音と呼ばれ親しまれている「寶福寺」

中野区の南西、方南通りの脇道を入っていくと立派にそびえ立つ石柱門に出会います。中野観音と呼ばれる「寶福寺」です。

寶福寺 本堂

その昔、聖徳太子が諸国を巡遊された時、この地を霊地として堂を建立し、如意輪観音像を奉安、国家安穏をお祈りされ、その後、聖武天皇の時代に信行大僧都がこの地に来て、霊感によって上宮聖徳太子孝養の像を刻んでお祀りし、救世菩薩行を実践して人々を教化されたと伝えられています。

観音堂は2020年に新築されたばかり

現在、観音堂が新築されたばかり。聖徳太子が奉安したという如意輪観音像はこの観音堂に安置されているそうです。

中野区の有形文化財に指定されている五輪塔

ここには、中野区の有形文化財として指定されている、大日如来を形で表した五輪塔があります。

また、旧増上寺徳川家墓所の石灯篭も2つ移設されています。

戦後、戦災で焼失した増上寺の徳川家霊廟周辺の諸藩主より寄進されたものです。

そして、寺務所の玄関には、旧本堂の向拝柱に取り付けられていた象と獅子の木鼻が。通常はかなり高い場所にある木鼻が間近に見られます。

これらは、古様式には悪夢を食べる貘(バク)だったのですが、江戸時代になるとだんだん象や獅子に変化していったそうです。

中野観音と呼ばれ親しまれてきた寶福寺。一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

寶福寺
所在地 中野区南台3-43-2
電話 03-3381-7029
アクセス 東京メトロ丸ノ内線「方南町」駅から徒歩10分

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