名家・龍野藩脇坂家の墓がある「青原寺」

多くの寺が並んでいる中野区上高田地区。東中野駅から東中野銀座商店会を抜け早稲田通り沿いへ出ると、 「青原寺」の立派な山門が見えてきます。

 「青原寺」は、永正10年(1513年)、太田道灌の師である雲崗舜徳(うんこうしゅんとく)禅師によって創建されました。

万冶年間(1658-1660年)に青山信濃守が中興開基(お寺を復興させ宗派を立てること)、享保7年(1722年)には龍野藩脇坂家の菩提寺(一族のお墓を立てる寺)となりました。今も敷地内には「子爵脇坂家」と銘打たれた墓があります。

元は現・港区の青山北町にありましたが、明治42年(1909年)に現在の中野区上高田に移りました。
その後戦災によって本堂が焼失しましたが、昭和46年(1971年)に現在の本堂が完成し、復興しました。


ここには、江戸寛政年間(1789-1801年)の有名な狂歌師、朱楽菅江(あけらかんこう)の墓があります。
菅江は、同じく江戸時代中・後期を代表する狂言師の蜀山人(しょくさんじん)の名前でも知られる大田南畝(おおたなんぽ)などと並んで、狂歌をもって名声をあげた人です。朱楽菅江の名前は“あっけらかん”に由来するとも言われています。

また、青原寺では、最近よく見られるようになった墓標の代わりに樹木を植える樹木葬も行っています。

青原寺
所在地 中野区上高田1-2-3
電話 03-3361-3532
アクセス
・東京メトロ東西線「落合駅」から徒歩8分
・JR「東中野駅」から徒歩10分
・西武新宿線「新井薬師前駅」から徒歩25分

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