「野方駅南口」界隈を歩く

 

まるっと中野での「区境経由のブラブラ旅 その2 「野方駅~中野駅」」で紹介した野方駅南口界隈を歩きます。駅前通りに、不動産屋さん「三建不動産」があります。三建不動産は、1964年(昭和39年)11月に設立し、今年で55年の老舗の不動産屋さんです。野方の生い立ちについて、野方の地域に精通した社長の小川征誠さんに、伺いました。

三建不動産の小川社長

野方の地名の由来は定かではありませんが、江戸時代、多摩郡と豊島郡との一部にあった、江戸幕府の直轄領と旗本の知行所との範囲を「野方領」と称していたそうです。昭和7年(1932年)、東京市から東京都に市域が拡張する際、中野町と野方町とが統合され、中野区の一部となり、現在は野方1丁目から6丁目の住居表示に残ってます。その野方町役場の跡には、中野駅行のバス停前に「野方WIZ・野方区民活動センター」があります。このセンターの中庭の隅には記念碑が建てられています。
また、小川社長によると、戦後昭和30年代までは野方駅の北側と南側には映画館もあって、西武新宿線沿線の方々が野方に映画をみにきていたとのことです。現在、野方は西武線とJR中央線に容易にアクセスでき、物価も安く住みやすく、若い方々の物件相談の依頼が沢山あるそうです。

野方WIZ・野方区民活動センター

中庭にある「野方町役場」の沿革

三建不動産のとなりの早川ビルの2Fに、野方の街で愛され続けている中華料理の名店、「慶和楼」があります。「慶和楼」の料理長の周さんは、上海の老舗名門ホテル「百楽門」で60人の弟子とともに料理を提供していたそうです。どの料理をとってもおいしく、今回おじゃましたときはランチタイムで店内は満席でした。夏最後のメニュー「麻婆豆腐丼と冷麺セット」をいただきました。10月からは秋メニューのランチがはじまるそうです。

三建不動産の小川社長も常連で、「愛すべき我街(野方)には愛すべき店(慶和楼)がある。」とのことです。

麻婆豆腐丼と冷麺セット(690円/税込)

  

ビル入り口の案内

慶和楼(けいわろう)
住所 中野区野方5丁目29番4号早川ビル2F   
電話番号 03-3223-6719(予約可)
営業時間 11:30~15:00-休憩-17:00~23:30
定休日 毎週水曜日
アクセス 野方駅から100m

 

慶和楼を出てすぐの交差点を右に曲がり少し歩くと、パチンコ屋(以前は映画館)さんの路地に、昭和22年(1947年)にまつられたと伝えられる「野方の笑い地蔵尊」があります。このお地蔵さんは、戦後の苦しい生活の中で、人々の笑いと商店街の繁栄を祈願して安置されたようです。商店街の中で「野方笑い地蔵尊保存会」があり、地域の方々の手で、大切に保存されています。

 

野方笑い地蔵尊

  

野方笑い地蔵のご本尊

お線香は3本まで

このお地蔵さんは、以前野方にあった映画館「西武座」の館主の阪本恒雄さんの夢枕に、「微笑んでいるお地蔵さまが立ったこと」に由来します。なお、以前は映画館「西武座」(現在のパチンコ屋)の隣にあったそうです。
毎年10月26日には、清谷寺住職によって読経がなされ、供養祭が行われます。地蔵尊をお参りすると、「お線香は、3本までにお願いします 笑い地蔵尊より」と言うコメントがありました。野方笑い地蔵尊は、お参りをするすべての人に対して、「笑いの福」をお与えくださる地蔵尊です。後日、夜に伺った際に、保存会の方が清めておりました。

夜保存会の方がきれいに清めてました

野方の笑い地蔵尊
住所 中野区野方5丁目18−13
アクセス 西武新宿線野方駅から250m

 

今回は居住している野方駅南口界隈についてレポートいたしました。

では、次回も「まるっと中野」のレポートをお楽しみください。

レポーターは、Alohasnessでした。

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