映画に1964年の中野が!地下鉄から始まる街歩き[新中野〜広町みらい公園]

丸ノ内線新型車両に昔の中野が描かれているのをご存知ですか?

中野区の南部を走る東京メトロ丸ノ内線。2019年に新型車両2000系の運行が開始されました。

丸ノ内線新型

真っ赤な車体がかっこいいです。

車内

車内は広く見渡せる透明の貫通引戸が印象的です。

引き戸のイラスト

引戸に描かれたイラストをよく見てみると…これは!

新中野駅前「鍋屋横丁」のバス停です!名所が山ほどある丸ノ内線沿線で鍋屋横丁が選ばれた理由は?!気になったので東京メトロさんに問い合わせたところ、詳しく教えて頂きました。要約すると、

“2006年公開の映画「地下鉄(メトロ)に乗って」で昭和39年(1964年)の新中野(鍋屋横丁商店街)が再現されているのにちなみ、劇中に登場した当時のバス停と地下鉄の入り口を描いた…”とのこと。

東京を横断する地下鉄の車内に中野が描かれているなんて嬉しいですね。昔の中野の街に興味が出てきたので、映画にちなんだ場所を中心に街歩きしてみました。※なお、撮影は中野とは別の場所で行われたそうです。

東京メトロ丸ノ内線 新中野駅

1961年開業。映画には新中野行きの表示を付けた丸ノ内線の電車が出てきました。

3番出口

こちらは鍋屋横丁商店街に近い、3番出口。現在もレトロな雰囲気。

駅から青梅街道を新宿方面へ。古くから町の中心として栄えた「鍋屋横丁交差点」

こちらは昔から日夜賑やかな交差点だったそうです。劇中で大掛かりな再現セットが作られた映画館「オデヲン座」は、三味線橋通りに入ってすぐの場所(現在はマンションビル)に同じ名前で建っていました。

交差点から三味線橋通り

交差点から三味線橋通りを見た眺め。

「鍋屋横丁」のバス停は現在も青梅街道にあります。

鍋屋横丁バス停

こちらが現在のバス停

青梅街道の南側へ。多様なお店が連なる「鍋屋横丁商店街」

鍋屋横丁交差点からの商店街の眺め

鍋屋横丁交差点からの商店街の眺め。

最近は飲食店が豊富で食べ歩きも楽しい鍋屋横丁商店街

「鍋屋横丁」由来の石碑

「鍋屋横丁」の由来を記した石碑もあります。

「ここは古くから北は新井薬師へ南は堀之内妙法寺へと通じる道が 青梅街道から分かれているところである
妙法寺が元禄年間に厄除け祖師として名高くなると 沿道は参詣人で大いに賑わい商家や料亭が軒を連ね 中でもこの角地の休み茶屋「鍋屋」はひときわ繁盛したため この通りを鍋屋横丁と呼ぶことになった」(※石碑より引用)

道しるべ1

石碑のすぐそばには、妙法寺への道しるべが建っていた証を記した案内板があります。

道しるべ2、お題目石

通りの中程にも古くから建つ道しるべ「お題目石」が。

お題目石のすぐそばの奉献菓舗 鳳月堂(ほうげつどう)さんは映画の原作小説に登場する「花鳥堂」のモデルかも?と言われており、雑誌に取材されたこともあります。

鳳月堂さん店内

昭和8年創業、鍋屋横丁の歴史を長年見守ってきました。

オススメはフワッフワのどら焼き「三笠(210円/税抜き)」です。

どら焼き

しっとり上品な味わい。且つボリュームたっぷりで地元に愛されています。


「奉献菓舗 鳳月堂」さんについて詳しくは→コチラ

必見アイテム!「鍋横物語」

鍋横商店街を中野通りまで抜けた先に鍋横区民活動センターがあります。

鍋横区民活動センター

鍋横区民活動センター

鍋横区民活動センターでは今回の記事を書くにあたり参考にさせていただいた本、「鍋横物語」を無料配布しています。※数に限りがあります。ご了承ください。

鍋横物語

歴史や街歩きが好きな方なら隅々まで楽しめること間違いなしです!

有志の方々が作られたこちらの本、住民の皆さんへのインタビューを中心に、古き良き時代の鍋屋横丁を知ることができる大変貴重で為になる一冊です。私も読んだ後は街歩きと鍋屋横丁への愛着が一層深まりました!映画にまつわる場所の詳細についても触れられていますよ。
鍋横区民活動センターについて詳しくはコチラ

中野通りに戻り、 中野富士見町駅付近を経由し、ゴール「広町みらい公園」へ

2019年9月に開園したばかりの「広町みらい公園」からは映画に登場した「中野車両基地」を眺めることがてきます。

中野車両基地

この日見れたのは旧型だけでしたが…新旧両方の車両を見ることができるかも?

「広町みらい公園」について詳しくはコチラ

ちなみに「地下鉄(メトロ)に乗って」は東京メトロさんが初めて全面協力した映画だそうです。今回ご紹介の街歩きを通して地下鉄、映画、歴史…様々な角度から中野の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。

参考資料「鍋横物語」
編集・発行 なべよこ観察隊
(鍋横区民活動センターにて無料配布、数に限りがあります)

※問い合わせ先の記載がない記事については、まるっと中野編集部までお問い合わせ下さい。
掲載場所近隣の区民の皆様に直接お問い合わせすることはご遠慮いただきますよう、お願い申し上げます。

※掲載情報は全て記事取材当時のものです。