中野区の伝統工芸について

中野区にも伝統工芸職人がいることをご存知でしょうか。

髪型や着物など日本の伝統的な風俗を写した人形の「和人形」や江戸文化の“いき”の伝統を受け継ぎ、単彩ですっきりしたものが特徴の「東京手描友禅」など様々な業種の職人が中野区にいます。
中野区内で活躍する伝統工芸の職人の方々をご紹介します。

 

手描友禅【東京手描友禅】
江戸時代に京都の絵師「宮崎友禅斎」によって創始されたと言われ、江戸の洗練された庶民文化の中に江戸の友禅として発展し江戸の粋を現代に伝えています。下絵から色挿し、仕上げまでの行程を手描きによって染付します。
職人
高橋 貞雄
白鳥 末孝
熊澤 吉治
小柳津 公龍
・大地 佐和子

 

0430mujisome-210x249【東京無地染】
染法の中で最も基本的な染で、植物で布地に色付けすることから始まりました。
仏教の伝来と共に、藍、紅花が渡来し、奈良・平安時代に技術が確立され、江戸時代には江戸紫、江戸茶などの無地染が江戸庶民文化として芽生え、庶民の間で広く愛用されました。
職人
西島 正樹
・中原 健太郎

 

403bf24421491bbfcd1bf9f0a878944f-340x226【型紙彫刻】
この仕事は江戸小紋を染める時に型紙が必要です。型紙は美濃紙に柿の渋で張り合せ、型地に手彫りするものです。
彫の技法に「錐彫り」「突き彫り」「引き彫り」「道具彫り」があり、それぞれの道具を使用します。型を彫るときの型地紙を5~8枚重ね一遍に彫り紗貼をし、補強安定させます。
職人
久保田 巌

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【曲物】
檜や杉などの薄くした板(柾目、板目)を丸型や小判型などに曲げて作られた木製容器。檜物(ひもの)とも言われています。
700~800年前の昔より作られ、日用品として使用されてきました。
白木の美しさと、柔らかい手触りの良さが魅力の工芸品です。
職人
大川 良夫
・大川 美富貴

 

和人形・人形縮小【和人形】
昔から木と紙と土で出来た家に住んでいた日本人。人形にも家と同じ素材を使ってお雛様、御所人形、文楽人形、からくり人形、市松人形などを作ってきた伝統があります。このような人形を通して、日本の伝統文化を知ることができます。
職人
松村 勢津子

 

aa1d6baf53970a87ac2bc60d349c6da7-340x236【佐賀錦】
江戸時代、肥前(佐賀県)鹿島・鍋島家9代目藩主夫人、柏岡の方が病に臥していたとき、天井の網代(あじろ)模様の面白さに惹かれ、織物に応用したのが始まりと言われています。金銀の箔置きをした和紙を裁って「たて糸」にし、絹糸や錦糸を「よこ糸」にして織ります。
職人
大谷 久美子

 

bekkou-340x226【江戸べっ甲】
鼈甲は赤道付近に棲息する、海亀の一種である玳瑁(たいまい)の甲羅等を張合わせて作られる素材や、その製品の総称。
深い透明感と神秘的な艶やかさ、飴色や白黒のコントラストの美しさを生かして、眼鏡や簪(かんざし)をはじめ、ネックレスやブローチなどさまざまな装身具を作ります。
職人
野村 勇

kumihimo-308x249【組紐】
縄文時代には土器の文様に、平安時代には貴族の装束に、鎌倉時代には鎧兜の緒に、江戸時代には武士の刀に、明治時代には着物の帯締めに・・・など、人の手による「組紐」は伝統とともに時代を組む長い歴史を誇る伝統工芸品です。
職人
福島 泰久

 

0502kimono-340x237【着物仕立て】
アイロンを掛け「地直し」し乍ら、地の目、織斑、染斑、剣先(型継)焼けを検品確認します。留袖、訪問着、付下など鄭重に柄合わせ、糸じるしをして、身巾を確認し、着る人と相談し、了解をとります。小紋、紬には飛柄が多くバランスを取り乍ら裁ち切りをします。袖、表見頃、袷なら裏を縫い裾を合せ、袖を付け、綴じて仕上げていきます。
職人
栗原 敏夫
・栗原 つる子

 

edomokutyoukoku-248x249【江戸木彫刻】
左甚五郎の流れを受け継いでいる江戸彫工・後藤流五世です。
神社仏閣、仏壇をはじめ、茶道具、間仕切り、欄間、龍などの工芸品、家紋や看板、根付けなど様々な彫刻制作をしています。
現代ではこの伝統技術を生かし、椅子やテーブル、書棚、壁柱などの洋風彫刻も手掛けています。
職人
天野 輝義

 

【楽器オルゴール】
オルゴールは楽器です。
楽器オルゴール“モーツアルト”は楽器を参考に、江戸指物の技術を用いて充分な音量と最高の音質を得ています。
箱はメープルや紫壇等の高級木材を使用し、シンプルなデザインでその良さを引き立てています。
職人
永井 淳

 

mokutyouningyou-203x249【木彫人形】
三ツ折り人形は日本人形の逸品の一つ。
この人形は頭、胴、手足を別々に彫って、膝頭と足が折れる様になっていて立座りができます。この仕掛けは安永元年(1772年)頃に作られています。
木彫りした部品は胡粉を数十回塗り重ね、最後に顔を描いて仕上げます。その他の木彫りの人形は多くのデッサンの中から決め木を彫り、いろいろな表現方法を自由に用いて、世界に唯一の作品を作ります。
職人
藤本 英以

 

【彫刻硝子】
江戸切子に用いる色被せガラスを使用し、研磨材をガラスに吹き付けて表面を削り、模様を彫り出します。浅く削れば濃い色になり、深く削れば淡い色になります。美しい濃淡を出すためには、高度な技術が必要です。同じ技法で漆の彫刻も行っています。
職人
山田 浩子

 

edohyougu-340x215【江戸表具】
千数百年の歴史を持つ表具技術は絵画、墨跡等、文化財の裏方をして支えてきました。江戸時代、徳川幕府の元、江戸へ移った表具師により、町人文化の発展と共に江戸表具が確立し、芸術・美術に多く貢献しました。粋で淡彩、淡白が特徴です。
職人
田中 正武
・田中 悠記子
・成澤 啓予

 

竹工芸画像【竹工芸】
昔から日本人の生活で愛用されている竹工品は、自然素材の真竹からひとつずつ手作りされます。忙しい現代においてはちょっと贅沢なものと言えます。日本人の大切な文化として末永く使っていただきたい工芸品です。
職人
齋藤 敏

 

 

【陶芸】
焼き物は人類の長い歴史の歩みと共に古来から成り立ってきました。文化文明、産業技術の発展により「火」という自然の力の扱い方そのものも変革し続け多岐にわたる技術の交流も伴い、今日では世界各地で多種多様な「現代」の陶芸を構築しています。
職人
新倉 康生
中村 拓哉

 

【漆工芸】
ジャパンと呼ばれる我が国の伝統的漆工芸。技術の保存と共に、現代生活にマッチしたアレンジを加えご披露して参ります。
また、漆工芸に係るご質問にお答えします。
職人
安田 正信

 

 

職人さんたちが、目の前で実演してくれたり、体験することができるのが、
毎年6月上旬の金曜日、土曜日、日曜日の3日間開催される「中野区伝統工芸展」です。
ぜひ、中野の伝統工芸に触れてみてください。

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