中野人 loves なかの

光沢のある濃い茶褐色の見た目とは裏腹に、まろやかな甘みと旨味がふわりと口に広がる「江戸甘味噌」。三河の八丁味噌と京都の白味噌の特徴を兼ね備えた、江戸ならではの味噌として一般庶民にも広く愛好され、最盛期には東京における味噌の消費の約6割を占めていたことも。この「江戸甘味噌」を130年以上に渡って中野の地で作り続けている「あぶまた味噌」の代表取締役会長・飯田又右衛門さんに話を伺いました。 広い土地に、高い利便性から 中野坂上は“江戸の食の供給地”として繁栄 1885年に中野で創業した「あぶまた味噌」。現在、代表取締役会長を務めている飯田又右衛門さんは5代目で、 6代目である息子の飯田庄太郎さんが代表取締役社長を務めています。 長い歴史を持つ「あぶまた味噌」ですが、その由来について伺うと意外な歴史が。「現在の社名は“あぶまた”とひらがなで表記していますが、以前は“油又”と書いていました。戦災...

今年6月、第28代中野区長に就任した酒井直人さん。 新区長としての意気込みや今後の区政の在り方について、そして中野区の魅力や秋に開催されるイベントの見どころまで 大いに語っていただきました。 エネルギッシュな20代・30代が 中野区のカルチャーや文化を生み出す 「区民の人口構成における20代・30代の割合が圧倒的に高く、彼らが中心となって行う文化・芸術活動が非常に盛んであるという点が、中野区の特徴のひとつ。区としては、若者たちの積極的な活動を後押しできるような施策を進めていきたいと考えています。 20代・30代はもちろん、もっと若い中高生世代にも広く中野区の魅力をアピールして、区の活性化につなげていきたいですね」 エネルギッシュな若年層がさまざまなカルチャーや文化を生み出す…。10月20日(土)~11月25日(日)に開催される「なかのまちめぐり博覧会2018」は、そんな中野区の魅力を存...

さまざまな有名化粧品メーカーのOEM・ODM(※)を手掛けるアサヌマコーポレーション。代表取締役社長を務める麻沼雅海さんは、東京商工会議所中野支部の会長として中野区経済界の活性化に尽力しています。その活動内容や今後の展開について話を伺いました。 ※OEM=各メーカーのブランドによる委託生産を受託すること/ODM=各メーカーが要求する商品を自社で設計し、各メーカーのブランドで製造、供給すること 経済団体や行政と強力なタッグを組みながら 中野区の経済活性化を目指す 東京23区の商工業者で構成されている東京商工会議所。中野支部には約2000社の会員企業が所属しており、同支部で会長を務めているのが麻沼雅海さんです。「アサヌマコーポレーションの2代目社長として会社を継いだ1990年から東京商工会議所中野支部との付き合いが始まりました。2010年に会長に就任して現在は3期目になります」。中小企業を...

JR中野駅北口に校舎のある「織田学園」は今年、創立71年を迎える伝統ある専門学校です。 織田ファッション専門学校をはじめとする計5つの専門学校を展開している同学園の理事長・鈴木貴子さんに、学園の歴史と今後の展開について伺いました。 ファッション、きもの、調理師、栄養、製菓 5分野の専門学校と、こども園も運営 「1947年(昭和22年)、先代である母が創設した『文化洋裁教室』が織田学園の始まりです。当時は花嫁修業のために、手に職を! という時代だったので、洋裁を習う人が多く集まりました。きもの、調理とその時代のブームに乗って学校を作っていき、現在はファッション、きもの、調理、栄養、製菓という5つの専門学校からなる学校グループへと発展していきました」 昭和51年、文部科学省により新しい学校制度として創設されたのが“専門学校”でした。「職業もしくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上...

中野区北部に東京ドーム約1.1倍の敷地を有する自然豊かな「哲学堂公園」は、区民の憩いや健康増進の場として親しまれています。園内を散策すると、あちこちにユニークなネーミングのスポットが点在! 日本のみならず世界にも類を見ない、このユニークな“哲学のテーマパーク”の成り立ちや見どころ・楽しみ方を、哲学堂公園 公園管理事務所の統括責任者・植竹薫さんにお話を伺いました。   哲学を視覚的に体感できる 77のスポット 「哲学堂公園は、哲学者で東洋大学の創立者である井上円了が明治37年、孔子・釈迦・カント・ソクラテスを祀った『四聖堂』を建立したのが始まりです。当初、この場所は哲学館大学(現在の東洋大学)の用地として入手されていましたが、諸事情があって大学の運営から身を引くことになった井上円了が、その土地に生涯学習・社会教育の場としての当公園を構想しました」 「四聖堂」(しせいどう)の前にある井上円...

今年2月、70歳の節目に、能楽界の隆盛に尽力した曾祖父と祖父の名跡を継いだ、能楽師の四世・梅若実さん。人気と実力を備えた能楽界の第一人者として活躍する梅若さんは、廃絶された能の復曲や新作能の上演に加え、海外への能の紹介にも意欲的で、アメリカ、フランス、オランダ、ロシアなど各国で公演を実現。伝統の枠にとらわれない多彩な取り組みによって、能の新しい可能性を常に切り開いています。 東中野にある「梅若能楽学院会館」での活動や後進の指導から、2016年には中野区名誉区民にも選定され、能楽界のみならず、国内外の様々な分野の芸術家達に刺激を与え続けている梅若さんに、能への熱い想いを語っていただきました。 “名人”とうたわれた曾祖父の偉業と努力 自分も能を発展させ、未来へつなげたい 「梅若家は奈良朝の橘諸兄に始まっており、そこから通しで数えると私は56代目。今年2月に襲名した梅若実という名跡については...

6月8日(金)~10日(日)、「第27回中野区伝統工芸展」が中野区産業振興センターで開催されます。毎年6月に行われている同展は、中野区内で活躍する伝統工芸職人による東京手描友禅、型紙彫刻、江戸べっ甲や陶芸などの作品展示と即売会です。 主催する中野区伝統工芸保存会をたばね、会長を務めている東京手描友禅職人の熊澤吉治さんに、 友禅の魅力や、今年の伝統工芸展の見どころについて、お話いただきました。 「日本三大友禅」のひとつである「東京友禅」 知名度をあげるのが今後の課題 父親が東京手描友禅職人だったため、家の手伝いをしているうちに自然と跡を継ぐことになった熊澤さん。「私が手掛けるのは古典柄をモチーフにしたオーソドックスな手描友禅です。作家さんになると奇抜なものを作る方もいますが、私の場合は茶道のお得意さんが多いものですから、季節ごとに着たい、数多く持ちたいという要望があるのでオーソドックスな...

春の訪れとともに、毎年中野の恒例行事となっている「中野通り桜まつり」。 今年で32回目を迎える同まつりの実行委員長を務める佐藤泰義さんに、誕生の背景や見どころについて、 お話を伺いました。 阿佐ヶ谷の七夕、高円寺の阿波踊りに並ぶ 中野を象徴するまつりを作りたい! 「中野通り桜まつりが誕生したのは、町内会の会合で“阿佐ヶ谷には七夕祭り、高円寺には阿波踊りがあるのに、中野には地元のまつりがない”という話題が出たのがきっかけ。そこで季節に絡めたまつりをしようと考えた結果、昭和31年に植えられた“桜並木”を目玉にしてはどうかということになり、“桜の木にちょうちんを付けて、新井薬師公園で盛り上げる”というアイデアが出ました。 ただ、まつりの運営に初めて関わる人たちがほとんどで、当初は試行錯誤の連続。専門家に教えてもらいながら、ケーブルを引いたり、自分も2トントラックに脚立を立てて、約100本の桜...

公務員として区役所に勤務する傍ら、トップスプリンターとして競技に打ち込み、さらにNHK・Eテレの障害者のための情報バラエティー番組「バリバラ」のMCも務めているパラリンピアンの大西瞳さん。 生まれも育ちも中野区で、リオデジャネイロ・パラリンピックでは陸上女子走り幅跳びで6位に入賞した彼女に競技やこれからの目標についてお話を伺いました。   公務員、トップスプリンター、MCと多彩な顔を持つ 「本当は週5日は練習したいのですが、普段は仕事をしているので、なかなかスケジュール通りにいかず最近は週4日くらい。1日の練習時間は2時間ほどです。月曜はウエイトトレーニング、火・水は走って、木曜は所属している〈スタートラインTOKYO〉の新人さんがと一緒に軽く体を動かし、金曜はお休み、そして土・日は走る…というスケジュール。ただ、最近は東京オリンピック開催のためにあちこちで改修工事が行われているため、...

中野区在住の小説家・鳩村衣杏さんの新刊「だいきょう商店街の招き猫 人生の大吉拾いました」(富士見L文庫)は、架空の商店街が舞台。適当に出した「商店街」企画が巻頭特集に決まってしまった雑誌編集者の大と、だいきょう商店街に暮らす人々が少しずつ打ち解けていくという、心がほっこりするストーリーです。 2月15日に新刊を出された鳩村さんは生まれも育ちも中野区。そこで中野の魅力を伺いました。 中野は適度にゴチャゴチャしているのがいい感じ! 「中野区には西武線、中央線、都営大江戸線、丸ノ内線があるのですごく便利ですよね。3年程前に中野区内の違う場所に引っ越しましたが、今では道を尋ねられれば何となく答えられるようになったので地元と呼べるようになったのかなと思っています。 中野と言えばオタクの聖地のひとつ、中野ブロードウエイが一番有名ですが、最近では、再開発されて大学ができたり、キリンホールディングスさ...

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