中野人 loves なかの

中野区北部に東京ドーム約1.1倍の敷地を有する自然豊かな「哲学堂公園」は、区民の憩いや健康増進の場として親しまれています。園内を散策すると、あちこちにユニークなネーミングのスポットが点在! 日本のみならず世界にも類を見ない、このユニークな“哲学のテーマパーク”の成り立ちや見どころ・楽しみ方を、哲学堂公園 公園管理事務所の統括責任者・植竹薫さんにお話を伺いました。   哲学を視覚的に体感できる 77のスポット 「哲学堂公園は、哲学者で東洋大学の創立者である井上円了が明治37年、孔子・釈迦・カント・ソクラテスを祀った『四聖堂』を建立したのが始まりです。当初、この場所は哲学館大学(現在の東洋大学)の用地として入手されていましたが、諸事情があって大学の運営から身を引くことになった井上円了が、その土地に生涯学習・社会教育の場としての当公園を構想しました」 「四聖堂」(しせいどう)の前にある井上円...

今年2月、70歳の節目に、能楽界の隆盛に尽力した曾祖父と祖父の名跡を継いだ、能楽師の四世・梅若実さん。人気と実力を備えた能楽界の第一人者として活躍する梅若さんは、廃絶された能の復曲や新作能の上演に加え、海外への能の紹介にも意欲的で、アメリカ、フランス、オランダ、ロシアなど各国で公演を実現。伝統の枠にとらわれない多彩な取り組みによって、能の新しい可能性を常に切り開いています。 東中野にある「梅若能楽学院会館」での活動や後進の指導から、2016年には中野区名誉区民にも選定され、能楽界のみならず、国内外の様々な分野の芸術家達に刺激を与え続けている梅若さんに、能への熱い想いを語っていただきました。 “名人”とうたわれた曾祖父の偉業と努力 自分も能を発展させ、未来へつなげたい 「梅若家は奈良朝の橘諸兄に始まっており、そこから通しで数えると私は56代目。今年2月に襲名した梅若実という名跡については...

6月8日(金)~10日(日)、「第27回中野区伝統工芸展」が中野区産業振興センターで開催されます。毎年6月に行われている同展は、中野区内で活躍する伝統工芸職人による東京手描友禅、型紙彫刻、江戸べっ甲や陶芸などの作品展示と即売会です。 主催する中野区伝統工芸保存会をたばね、会長を務めている東京手描友禅職人の熊澤吉治さんに、 友禅の魅力や、今年の伝統工芸展の見どころについて、お話いただきました。 「日本三大友禅」のひとつである「東京友禅」 知名度をあげるのが今後の課題 父親が東京手描友禅職人だったため、家の手伝いをしているうちに自然と跡を継ぐことになった熊澤さん。「私が手掛けるのは古典柄をモチーフにしたオーソドックスな手描友禅です。作家さんになると奇抜なものを作る方もいますが、私の場合は茶道のお得意さんが多いものですから、季節ごとに着たい、数多く持ちたいという要望があるのでオーソドックスな...

春の訪れとともに、毎年中野の恒例行事となっている「中野通り桜まつり」。 今年で32回目を迎える同まつりの実行委員長を務める佐藤泰義さんに、誕生の背景や見どころについて、 お話を伺いました。 阿佐ヶ谷の七夕、高円寺の阿波踊りに並ぶ 中野を象徴するまつりを作りたい! 「中野通り桜まつりが誕生したのは、町内会の会合で“阿佐ヶ谷には七夕祭り、高円寺には阿波踊りがあるのに、中野には地元のまつりがない”という話題が出たのがきっかけ。そこで季節に絡めたまつりをしようと考えた結果、昭和31年に植えられた“桜並木”を目玉にしてはどうかということになり、“桜の木にちょうちんを付けて、新井薬師公園で盛り上げる”というアイデアが出ました。 ただ、まつりの運営に初めて関わる人たちがほとんどで、当初は試行錯誤の連続。専門家に教えてもらいながら、ケーブルを引いたり、自分も2トントラックに脚立を立てて、約100本の桜...

公務員として区役所に勤務する傍ら、トップスプリンターとして競技に打ち込み、さらにNHK・Eテレの障害者のための情報バラエティー番組「バリバラ」のMCも務めているパラリンピアンの大西瞳さん。 生まれも育ちも中野区で、リオデジャネイロ・パラリンピックでは陸上女子走り幅跳びで6位に入賞した彼女に競技やこれからの目標についてお話を伺いました。   公務員、トップスプリンター、MCと多彩な顔を持つ 「本当は週5日は練習したいのですが、普段は仕事をしているので、なかなかスケジュール通りにいかず最近は週4日くらい。1日の練習時間は2時間ほどです。月曜はウエイトトレーニング、火・水は走って、木曜は所属している〈スタートラインTOKYO〉の新人さんがと一緒に軽く体を動かし、金曜はお休み、そして土・日は走る…というスケジュール。ただ、最近は東京オリンピック開催のためにあちこちで改修工事が行われているため、...

中野区在住の小説家・鳩村衣杏さんの新刊「だいきょう商店街の招き猫 人生の大吉拾いました」(富士見L文庫)は、架空の商店街が舞台。適当に出した「商店街」企画が巻頭特集に決まってしまった雑誌編集者の大と、だいきょう商店街に暮らす人々が少しずつ打ち解けていくという、心がほっこりするストーリーです。 2月15日に新刊を出された鳩村さんは生まれも育ちも中野区。そこで中野の魅力を伺いました。 中野は適度にゴチャゴチャしているのがいい感じ! 「中野区には西武線、中央線、都営大江戸線、丸ノ内線があるのですごく便利ですよね。3年程前に中野区内の違う場所に引っ越しましたが、今では道を尋ねられれば何となく答えられるようになったので地元と呼べるようになったのかなと思っています。 中野と言えばオタクの聖地のひとつ、中野ブロードウエイが一番有名ですが、最近では、再開発されて大学ができたり、キリンホールディングスさ...

「東京飲料株式会社」は、昭和4年の創業以来、中野区新井でラムネを作り続けている老舗飲料メーカー。今回は代表取締役社長の寺田さんにお話を聞きました。 中野区限定「ナカボール」はキリンとのコラボ 「ナカボール」は、キリングループの中野区移転を記念して生まれた中野区限定カクテルです。「ジョニーウォーカー」を東京飲料の「トーイン・ハイ辛」で割ったもので、「中野区限定」ということもあって、人気を集めているのだとか。 どのようにして「ナカボール」は生まれたのでしょうか。 「キリンさんが中野に移転してくる1年前に突然、“何か一緒に商品を開発しませんか?”という話が来ました。最初はウォッカをサイダーで割ってみようと思ったのですが、普通のカクテルになってしまい、これは“中野っぽくない”“パンチがない”ということで、ボツになりました。ところがキリンさんの社員の中にハイ辛を飲まれていた方がいて、これがいい!...

お米のスペシャリストが語る、炊き方・選び方の極意 沼袋にある「伊藤精米店」は、昭和26年創業の老舗精米店。代表取締役社長の伊藤武夫さんは「五つ星お米マイスター」の資格を持つ、お米のスペシャリストです。この「お米マイスター」は、日本米穀小売商業組合連合会の認定資格。品種の特性、保管や精米技術などお米についての幅広い知識を持つ人に与えられる称号です。お米マイスターの資格は2段階に分かれていて、「三つ星お米マイスター」、そして上位資格者に与えられる「五つ星お米マイスター」です。伊藤さんを含め、現在中野区には資格者は4人のみ。今月は伊藤さんに「おいしいお米の炊き方」と「おいしいお米の選び方」を聞きました。 ちょっとのコツでもっとご飯がおいしく 常時20種類ほどのお米が並ぶ店内 各メーカーから続々と高性能の炊飯器が販売され、家庭でもおいしいご飯が誰でも簡単に炊けるようになった今。よりおいしく炊く...

20年かけて構想を練った劇場造り 「ザ・ポケット」 中野駅南口より徒歩5分ほどの静かな住宅街に、まるで絵本から飛び出てきたかのような建物が現れます。 それが「ポケットスクエア」。ここには、4つの劇場(ザ・ポケット/劇場MOMO/テアトルBONBON/劇場HOPE)があります。 今月はポケットスクエアの支配人・笠原玲子さんにお話を聞きました。 「ポケットスクエアは、私の主人が経営するビル管理会社が運営しています。前々から“ビルを建てるだけではおもしろくないから、何か好きなことをやりたい! できたら、劇場を作ってみたい”という気持ちを持っていました。ただ、どう作れば良いかわからなかったので、ザ・ポケットを建てるまでの20年間はひたすら2人で都内の劇場を巡りました。劇場をあちこち回って、細かいところまで見ながらしっかりと構想を練っていきました。 今ポケットスクエアがあるこの場所には、戦前から...

中野区のニュースを配信するネット新聞「中野経済新聞」 今月は「中野人」のゲストは、「中野経済新聞」の編集長、杉山司さん。 2012年10月創刊の「中野経済新聞」は、中野区のニュースを配信するインターネット新聞です。 杉山さんの本業は中野経済新聞ではなく、WEB制作、UIデザイン(ユーザーインターフェイス・デザイン)、企業向けのITコンサルを行う会社を経営しています。中野経済新聞は、実は地域の経済を活性化させるためにボランティアとして行っているもので、本業の傍ら、一人で取材して一人で写真撮って一人で記事を書いているのだとか。 杉山さんは元サラリーマン。「渋谷にある会社に18年ほど勤めていたのですが、社長になりたくて入ったのにその会社では簡単には社長になれないということに気づき、“それなら自分で会社を作ればいい”と奮起して、今の会社を設立しました。サラリーマン時代に行っていた海外の開発ソフ...

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