【中野人インタビュー】東京商工会議所 中野支部会長 麻沼雅海さん

さまざまな有名化粧品メーカーのOEM・ODM(※)を手掛けるアサヌマコーポレーション。代表取締役社長を務める麻沼雅海さんは、東京商工会議所中野支部の会長として中野区経済界の活性化に尽力しています。その活動内容や今後の展開について話を伺いました。
※OEM=各メーカーのブランドによる委託生産を受託すること/ODM=各メーカーが要求する商品を自社で設計し、各メーカーのブランドで製造、供給すること

経済団体や行政と強力なタッグを組みながら
中野区の経済活性化を目指す

東京23区の商工業者で構成されている東京商工会議所。中野支部には約2000社の会員企業が所属しており、同支部で会長を務めているのが麻沼雅海さんです。「アサヌマコーポレーションの2代目社長として会社を継いだ1990年から東京商工会議所中野支部との付き合いが始まりました。2010年に会長に就任して現在は3期目になります」。中小企業を中心とする経営支援活動や行政への提言・要望活動、さらに地域振興活動など、東京商工会議所の活動内容は多岐に渡っています。「中野区の経済界には東京商工会議所中野支部のほかに、中野工業産業協会や公益社団法人中野法人会、中野区商店街連合会などさまざまな経済団体が存在しています。それらの団体と密に協力しあい、共に地域経済に関する課題や悩みを一つひとつ解消していくことが私たちに課せられた大切な役割です」

また区長や区議会議員との意見交換会で要望を伝えるなど行政との連携も欠かせません。「例えば中野区は企業の数も他区と比べて少なく、経済規模は決して大きなものではありませんが、行政と経済界の連携の強さという点では中野区ならではの独自の強みがあるといっても良いかもしれません

近年、注目を集めている中野駅周辺の再開発は、中野区の今後の経済発展のカギを握る要素のひとつ。「再開発について中野区の経済界として積極的に関わるべく、勉強会を開くなどして活発に議論・検討しているところです。ランドマークである中野サンプラザの建て替えなど、中野の魅力を残しつつ、どのように街並みを再整備し、経済の活性化につなげたらよいのか? より良い未来に向けて私たちに何かできるのかをしっかりと考えて、街づくりに貢献していきたいです

 

老若男女を魅了する新たなイベント
「中野×杉並アニメフェス2018」を開催

中野区の経済を活性化するためには建築物や環境整備などのハード面に加えて、街の魅力や文化を発信するイベントなどのソフト面の充実も不可欠、と話す麻沼さん。「例えば高円寺の阿波踊りや阿佐ヶ谷の七夕祭りのように、“中野に来れば面白いものがある”と多くの人に認知してもらうことが重要。そのカギとなるのがアニメーションなのです。中野区には有名アニメの制作を手掛ける『トムス・エンタテインメント』や『東映アニメーション』など、アニメ産業を支えている関連企業がたくさんあるので、そうした地域産業特性を資源として生かさない手はありません」。

そこで昨年発足したのが「中野区・杉並区アニメサブカル地域ブランディング事業実行委員会」。中野区と杉並区、そして東京商工会議所中野支部と杉並支部のメンバーで構成されています。「同委員会の主催で昨年10・11月に開催したイベントは大盛況で、その賑わいを目の当たりにして私も驚きました。子どもたちはもちろんですが、むしろ大人の方々のほうが夢中になって目を輝かせていて(笑)。アニメというコンテンツの持つ集客力の凄さを改めて実感しました

その2回目として、10月~11月に開催されるのが「中野×杉並アニメフェス2018」。中野区では、中野セントラルパークカンファレンスのコンベンションホールで行われる2つのステージイベント<10/20(土)ダイナミックまんがまつり、11/24(土)ゴルゴ13・連載50周年記念イベント>をはじめ、アニメ制作体験のワークショップなどが用意されています。「イベントには豪華なゲストも登場する予定なのでご期待ください。当委員会ではこのイベントを発端として今後も多彩な活動を継続していき、将来的には中野区を含めた城西地区全体をアニメの一大拠点として世界的にアピールしたい。そのためにもアニメの街を象徴するような魅力あふれるシンボル施設を区内に作り、そこでしか見られない貴重な展示物や楽しいイベントをお客様がいつでも体験できるようにしたい。近いうちにぜひ、その夢を実現したいですね」

 

【中野のお気に入りスポット】
桜咲く中野通り

「私の健康維持の秘けつは体を動かすこと。ゴルフのほか、日ごろからなるべく歩くようにしています。ゆったり散策をすると、普段は見過ごしがちな意外な発見があったりして実に興味深い。特に気に入っているスポットは中野駅北口から哲学堂まで続く中野通りで、春になると桜並木が満開になって最高の景色に出合えます。また、神田川沿いも昔からよく歩いた思い出の場所です。私が中野区に来た昭和43年当時はまだ河川整備が進んでおらず、川沿いに豊かな自然が残っていました。今ではすっかり風景が変わってしまいましたが、散策をしていると時折、かつての光景が目に浮かんで懐かしく感じます」

 

今回の中野人

麻沼 雅海(あさぬま・ まさうみ)さん

東京商工会議所 中野支部 会長
アサヌマコーポレーション株式会社 代表取締役社長

1943年12月24日生まれ。港区出身。中学三年生のときに杉並区へ移転。1966年4月、化粧品原料の専門商社「マツモト交商」に入社。1968年4月、麻沼工業(現アサヌマコーポレーション)に入社。1990年8月、代表取締役社長に就任。2010年11月、東京商工会議所 中野支部の会長に就任


 

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