中野が誇る文化の殿堂! ミニシアター「ポレポレ東中野」

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

JR総武線 東中野駅2番ホームに立つと垂れ幕の下がるビルが見えます。このポレポレ坐ビルの地下にあるのがミニシアター「ポレポレ東中野」です。
スクリーンは1つで、96席ある座席はスペイン・フィゲラス社製。劇場や映画館用シートを製造する専門メーカーで、長時間座っていても疲れにくいんですって。場内には車椅子が7台程入るスペースがあり、車椅子用トイレとエレベーターもあります。
前身は1994年にオープンした「BOX東中野」。当時のキャッチフレーズは“一人当りのスクリーン面積が日本一の映画館”でした。恐らく、今でも日本一ではないかと思われるほど、席に座るとスクリーンは大きく感じます。
上映される映画は新人監督のものからベテラン監督のものまで幅広く、またちょっとHな青春モノがあるかと思えば、原発、介護、同和などの社会問題に問いかけるものまで多岐にわたっています。
映画を選ぶ際に大切にしていることを劇場スタッフの香田あゆみさんにうかがったところ、「スタッフが面白いと思うか、思わないかは基本ですが、作品云々というより上映したいという人たちと一緒にやりたいと思う気持ちです」と話してくれました。
作る人と観る人の距離がとても近いことも「ポレポレ東中野」の特筆すべき魅力の1つ。映画を上映するだけでなく、トークイベントを積極的に行っています。10月に上映された『故郷の詩』では毎晩のように監督と関係者のトークイベントが行われ、俳優の新井浩文や橋本愛も登壇。補助椅子だけでなく、通路に座布団を敷いて見る人が出るほど熱気に満ちていました。その一方で、観客が少ない映画もあります。来場者が2人だけということがあって落ち込んでいた映画監督は「打ち切りはしません。とにかく毎日、通ってきてください。トークショーをして見る人に映画の良さを伝えていきましょう」という館長の言葉に励まされたそうです。映画館としての矜持を感じますね。
最後に香田さんに「ポレポレ東中野」のPRをしてもらいました。「注目株の新人作家作品、ドキュメンタリー作品を通して、アーティスト・ニュース・社会問題など、情報の発信源となるような映画館を目指しています。“マニアックな映画館”とよく言われるのですが、難しい映画をやっているとは思っていないので、ぜひお気軽にお越しください」
Exif_JPEG_PICTURE
ポレポレ東中野
中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル地下
TEL 03-3371-0088
公式HP:http://www.mmjp.or.jp/pole2/

「ポレポレ東中野」では12月13日より『ふたつの祖国、ひとつの愛-イ・ジュンソプの妻-』を公開します。初日には監督による舞台挨拶があり、上映期間中はイベントを開催の予定。この映画の劇場鑑賞券を3組6名にプレゼントします。
応募はコチラから。

i
『ふたつの祖国、ひとつの愛-イ・ジュンソプの妻-』
韓国の国民的画家として愛されている故イ・ジュンソプ(李仲燮)とその妻、山本方子(まさこ)の「愛と信頼」の物語です。
2人は第二次世界大戦中に東京の美術学校で出会い、現在の北朝鮮の元山で結婚しました。国の違い、民族の違いを乗り越えて愛し合い、共に生きることを願った二人でしたが、朝鮮戦争の戦火と貧困に追われ、日本と韓国の地で離れ離れの人生を歩むことになります。
イ・ジュンソプは、家族とともに暮らす願いも叶わず、済州島・西帰浦での生活の思い出を胸に39歳の若さで夭逝してしまいました。
夫を亡くしたとき34歳だった方子は、日本で二人の子供を育て上げ、現在、東京の世田谷で暮らしています。92歳となった方子が声高に語ることはありませんが、彼女の柔和な表情や静かに語られる言葉から、人間への限りない信頼、ジュンソプへの愛を貫いた誇りが、私たちに響いてきます。
12月13日よりポレポレ東中野ほか全国順次公開!
監督:酒井充子 出演:山本方子 山本泰成 キム・インホ ぺク・ヨンス 他
公式サイト:www.u-picc.com/Joongseopswife
© 2013天空/アジア映画社/太秦
main

PAGE TOP