理想の酪農のために家族一丸で進んだ24年間の記録「山懐に抱かれて」

植物生態学者の楢原恭爾博士により提唱された、限りなく自然に近いサイクルで営む、山地(やまち)酪農を実現させるために岩手県田野畑村に移り住んだ吉塚公雄さん一家。夫婦と5男2女の9人家族で牛乳生産に挑む姿を、地元のテレビ岩手が24年間にもわたり取材した映像をまとめた作品。テレビ岩手の吉塚さん一家のドキュメンタリーとしては6作目にあたり、岩手以外での上映はポレポレ東中野のみ。ナレーションを担当する室井滋はもともと「田野畑村山地酪農牛乳」の愛飲者という縁があった。

【大槻支配人のおすすめポイント】

「一言で言うと、『まんぷく』(チキンラーメン、カップヌードルの生みの親、安藤百福夫妻の生涯を描いた2018年度下期のNHK朝の連続テレビ小説)の酪農版ですね。山地酪農とは牛を山にそのまんま放し飼いにし、牛本来の生活をさせて(山の草を食べ、自由に交配し、糞尿がまた草を再生させる・・・)牛乳を生産するやり方なんですが、そこまで広大な土地が日本にはない。でも主人公はそこに立ち向かって行くんですね。すごい貧乏したりしながらなんだかんだで商品化まで持っていく、と。安藤百福ほどの大成功ではないけれど、おいしい牛乳をみんなに飲んでほしい、という信念だけで突き進むさまは共通していると思います」

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