〈手作り〉の楽しさ満ちあふれた複合施設【日本ヴォーグ社】

ようこそ!中野へ
区民レポーターのYOUI・DON(よ~い、どん!)です。

〈手づくり〉を楽しまれている方であれば、一度は、この会社名や出版されている本などを目にしたことがあるのではないでしょうか?

最近ですと、三浦百惠さんのキルトの本「時間(とき)の花束 Bouquet du temps」が出版されたことで注目の会社でもあります。

取材当日は、偶然にも出版日でした!
「時間(とき)の花束 Bouquet du temps」(2,000円/税別)

 

〈手づくり〉の楽しさに満ちあふれた場所「日本ヴォーグ社」

1954年創業から、クラフト・ハンドメイドの分野の先駆者である「株式会社日本ヴォーグ社」。
2017年に、市ヶ谷から中野(中野富士見町)に移転してきました。

竹林に囲まれた、レンガ造りの社屋

エントランスは、ちょっとした休憩スペースに
美しい中庭と螺旋階段はまるで絵画のよう


今回、施設内で働く社員の方々にご案内いただきお話を伺うことができました。

同社がこの中野富士見町を選んだ理由は、ハンドクラフトを創る、観る、集う、楽しむためのギャラリーの構想にぴったりだったからだそうです。



ハンドメイドのすべてを叶える複合施設「クラフティングアートギャラリー」とは?

ギャラリー、セミナールーム、カフェが一つのフロアに集まった、同ビル2階スペース

これまで、紙やデジタルな媒体を通して、同社が発信してきた一方通行のコミュニケーション。仲間と共に作品を鑑賞し、楽しみを分かち合うリアルの場として、このハンドメイドに特化したギャラリーが誕生したそうです。

 

ギャラリーでは、ハンドメイドのすばらしさ、ぬくもり、楽しさを発信する場として、様々な展示を楽しんでいただけます。

 

この日は、第3回 キルトジャパンコンテストの審査会が開催されていました。

※今回、特別にその様子を取材させていただきました。

A部門:パッチワークの手法を用いたミニタペストリー

B部門:パッチワークの手法を用いた袋もの

また、ぜひゆっくり足をとめてゆっくりと鑑賞いただきたいのが、廊下の展示物。

「リズム」/マイケル・ジェームス
20世紀アメリカン・ベスト100に選ばれた作品

創業者がアメリカから持ち帰ってコレクションしていた、貴重なキルト作品や同社のアニバーサリーの記念に作られた作品の数々を間近で感じることができます。

創業者 瀨戸忠信氏
70歳記念キルト〈愛用のネクタイで制作〉


セミナールームでは、キルト塾が開講されており、筑波大学名誉教授・三井秀樹先生のクラス≪デザイン構成学≫、上田葉子先生クラス≪創作キルト≫を少しのぞかせていただきましたよ。

定期的に開講されている、キルト塾は、キルト界をリードしている講師の方々から、直接高い技術の指導を受けることができるのが魅力の一つです。

三井秀樹先生クラス≪デザイン構成学≫

上田葉子先生クラス≪創作キルト≫



2種類のメインから選べ、食べ放題のサラダバーに、スープ、コーヒー、ドリンク付きとリーズナブルなランチ(980円/税込)を楽しめる、ギャラリーカフェ「Colors」。

ティータイム(14時以降)は、軽食やケーキメニューもありますよ。

どなたでも気軽に利用することができます。

 

 

伝統工芸士から直接、技術を学ぶことができる環境

施設3階は、ヨーロピアンチャイナペインティングなどの洋絵付け、有田、九谷などの日本の伝統絵付けをはじめとした、キルン(窯)アートの各ジャンルを本格的に学べる講座を多数開講しています。

石川県(光崖窯) 九谷焼の高聡文先生のクラス

日本全国から、受講生も高度な技術を学びに中野へ

陶土をしみこませたレースを焼成して仕上げるレースドール

 

同社が名付け親で、商標登録されている、porcelain(磁器)とart(芸術)を組み合わせた造語のPorcelarts(ポーセラーツ)は、気軽にキルンアートを楽しめるということで大人気!

併設のショップ「Studio KILN ART」では白磁を始め、絵の具・転写紙など絵付けに必要な様々な道具を揃えることができます。ショップ限定のアイテムもあるそうですので、実際に足を運んで買い物をする価値ありますね。

ポーセラーツ用の転写紙は充実した品揃え

窯場もあり、作品の焼成請負サービスも行っています

焼成サービス詳細については、コチラ

また、リアルにこだわりを持ちながらも、ハンドメイドをオンラインで学びたい!という需要も多いそうで、自宅にいながら技術を習得できる仕掛けにも力を入れているそうです。

 

地域の人たちとの繋がりを大切に「中野富士見」へのこだわりと、隠れ絶景スポット

その他、リアルのコミュニケーションの場として、地元の先生と地元の人たちを結ぶイベントや、近隣の小学校・特別支援学校と連携した行事を開催するなど、地域活性にも力を入れておられます。

さおり織(東京都立中野特別支援学校学生の作品)

 

〈手づくり〉の作業に集中している時間も楽しいけれど、たまには休憩して、庭の緑でほっと一息。そんなひとときも大切にすごして欲しい。

2階ギャラリー廊下、中庭の景色

創業者の自宅の3畳一間を編集室に、編物の出版をスタートした同社。その当時の社屋からは、富士山がくっきりと見え、庭を広く取り、池も作るなどこだわりがあったそうです。

時代が移り、社屋の姿を変えても、そのこだわりは、ここ中野富士見町社屋でも感じることができます。

 

視界遮るものなく、空が広大に、中野の街を一望できる同施設の屋上。

こんなところに、絶景スポットがあったとは!

中野富士見町は、その名の通り、富士見=富士山を見ることができるエリア。

快晴の時は屋上から富士山を望むことができるそうですよ(取材の日は、残念ながら厚い雲に富士山が隠れてしまっていました)。

屋上で景色を楽しみながらお昼を召し上がる従業員もおられるそうですよ。

東京メトロ丸ノ内線の中野富士見町車庫が真下に見えます

 

社屋の移り変わりの歴史は、正面玄関入って左手の展示スペースにて見ることができます。

中には、市ヶ谷社屋の地下工事の際に掘り出された、西暦紀元前5万~15万年前の貝殻と言われているものも保管されています。立ち寄った際は、是非、こちらの展示スペースものぞいてみてくださいね。

西暦紀元前5万~15万年前の貝殻展示

 

デジタルが進む時代だからこそ、アナログなコミュニケーションで人と人が繋がり、このような〈手づくり〉を仲間と楽しむ豊かな時間を共有することが求められているのだなと実感。取材しながらも、たくさんの共感と感動をいただきました。

 

ふらっと、ギャラリーへ立ち寄って、作品を見るだけの利用も大歓迎とのこと。

車椅子の方も楽しんでいただけるよう、バリアフリーな施設でもあります。

ぜひ、ギャラリーイベントや講座情報をホームページなどからチェックしてみてくださいね。



株式会社日本ヴォーグ社
〒164-8705
東京都中野区弥生町5丁目6番11号
TEL:03-3383-0600(代表)
※休日:年末年始、土・日・祝日
*東京メトロ丸の内線「中野富士見町」駅より徒歩7分
*新宿西口から京王バス宿32佼成会聖堂前行「弥生町5丁目」、宿33永福町行「南台図書館」下車徒歩2分
★日本ヴォーグ社の公式サイトはコチラ

 

■クラフティングアートギャラリー
TEL: 03-3383-0656(キャラリー直通)
★クラフティングアートギャラリーの公式サイトはコチラ
★クラフティングアートギャラリーのInstagramはコチラ

 

■Studio KILN ART
TEL: 03-3383-0657(ショップ直通)
Email: kilnart@kilnart.jp
営業時間 9:30~18:00(ショップの営業は17:00まで)
★KILN ARTの公式サイトはコチラ
★ポーセラーツのInstagramはコチラ

 

■ギャラリーカフェColors
Tel: 03-3383-0676
ランチタイム11:30~14:00、ティータイム14:00~17:00(ラストオーダー16:30)
★ギャラリーカフェColorsの公式サイトはコチラ
★ギャラリーカフェColorsのInstagramはコチラ

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