アール・ブリュットをさがせ!【NAKANO街中まるごと美術館2020/イベントレポート】
「アール・ブリュット」ってご存知ですか?
アール・ブリュットとは、専門的な美術教育を受けていない人々が、独自の発想と方法によって生み出す芸術作品を指します。
アール(Art)は「芸術」、ブリュット(Brut)は「磨かれていない(加工していない)生のままのもの」という意味を持ち、「生(き)の芸術」とも呼ばれています。
今年で10周年を迎えるイベント「NAKANO街中まるごと美術館!」では2010年から毎年、中野駅前の商店街などをひとつの美術館に見立て、日本のアール・ブリュット作品やバナー・ポスターなどを展示。海外でも高い評価を得ている作家を中心に、中野区出身の作家や本イベントで初めて出展する作家など、表現豊かで魅力溢れる25名の作品を紹介しています。
<出展作家>(五十音順、敬称略)
青木尊、渥美圭亮、阿山隆之、大路裕也、カズ・スズキ、勝部翔太、河合由美子、国府田良子、古久保憲満、齋藤勝利、佐藤朱美、澤田真一、舛次崇、魲万里絵、鈴村勇貴、辻勇二、中島涼介、西岡弘治、平野智之、水ノ上茉優、本岡秀則、八重樫道代、山根暁、吉澤健、渡邊義紘
これらの作品は「街角アール・ブリュット」と称された、商店街の通りや施設の階段壁面といった、文字通り中野の街角あちらこちらの展示スペースで紹介されています。あらゆる文化が混在する中野の日常風景に負けない、どれも非常に個性にあふれた作品ばかり!中野の街をさらに魅力的な風景へと変化させてくれます。
そしてこの展示の関連イベントとして開催されているのが「アール・ブリュットをさがせ!」。
各所で配布されているチラシに掲載されている以下の作品6点のうち3点以上を「街角アール・ブリュット」や「アール・ブリュット展/きおくのゆくえ」の2会場の中から見つけると、「NAKANO街中まるごと美術館!」10周年記念の素敵なグッズが景品としてもらえます。
というわけで編集部でも各ギャラリーをまわって、アール・ブリュットを楽しみながらイベントを体験してきました!
チラシに掲載されている6作品
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