未来のクリエイター達の集大成!東京工芸大学「芸術学部卒業・大学院修了制作展 2020」レポート

年間を通してイベントが色々、東京工芸大学 中野キャンパス

2019年4月に芸術学部が一元化された東京工芸大学中野キャンパス。写真、映像、デザイン、インタラクティブメディア、アニメーション、ゲーム、マンガという7つの学科を持っています。

中野キャンパスでは文化祭や公開講座、「写大ギャラリー」での企画展など、年間を通して様々なイベントが行われています。外部の方が参加できるイベントも豊富なので、私も時々お邪魔しています。私は普段デザインの仕事をしており、未来のクリエイターの皆さんの作品やお話に興味があるのですが、どのイベントもとても充実していて面白く、毎回勉強になります。その上、キャンパスも綺麗で快適なのも魅力的。密かにお気に入りの場所です。数々のイベントの中でも私が特にオススメしたいのが、毎年2月に行われる「卒業・大学院修了制作展」。学生さんの学びの集大成を一度に見ることができる、一大イベントです。今年もじっくり見てきましたので、レポートします。(取材日…2020年2月23日)

アドバルーン

開催期間中(2/21〜2/23)は、学校の屋根からアドバルーンを揚げていました!

ボリュームたっぷり!4つのエリアで展示

マップ

会場は、中野キャンパスの4つの校舎です。見逃しがないように、まずは1号館の総合受付に行ってマップと図録をもらいます。

図録

たくさんの作品が載っているので厚みのある図録!

中庭

1号館と2号館の間には、立体的な中庭があります。青空の下でちょっと一息つくのに良さそう。

インタラクティブメディア学科の展示は、実際に体験できる展示が多いです。デジタル技術を駆使して五感で感じられるデザインやアートは今や様々な場所で目にする機会も多いので、私もとても興味のある分野です。市場背景や考え方などのコンセプト、色や形や音などの表現、そして動きや反応などのプログラムを作り込んでいくのはとても大変だと思うのですが…素晴らしい作品が沢山ありました!ほんの一部ですが、ご紹介します。

「ランウェイのファンタジスタ」

岩崎竣さんの作品「ランウェイのファンタジスタ」。タブレットとスイッチを組み合わせたオリジナルの端末を操作し、本物のワンピースの上に好きなデザインを投影することができます。小さなお子さんでもすぐに楽しめるほど操作が簡単。

「福し季らいと」

丹治弘夏さんの作品「福し季らいと」。吊し雛と映像を組み合わせて福島県の魅力を紹介する作品。吊し雛は全て手縫いで制作されたそうです。

「福祉季らいと」の画面

「福し季らいと」の画面。紐を引くことで四季が入れ替わります。デジタル技術とあたたかみのあるデザインの融合を感じました。

オリジナルヒーロー

中野のイベントにも登場するオリジナルヒーロー「包装戦士ダンボット(NEO)」と「ベクノス」の第一話の上映がありました!

「包装戦士ダンボット(NEO)」

渡邉康平さんの作品「包装戦士ダンボット(NEO)・第一話」の一場面。秋の文化祭の時にはダンボット本人に会うことができました。ボディは段ボールでできているのですが、キレイに塗装されていて段ボールに見えないくらいカッコいいです。

「ベクノス」

「ベクノス」は、展示コーナーに本人が登場しました!握手して貰っちゃいました。(上映されていた第一話は、林あゆみさんの作品)

作品は、映像もストーリーもすごくこだわっているのが伝わって、面白かったです。実は私は特撮ヒーローが大好きなので以前からこの二人のことが気になっていたのですが、今回第一話を見ることで魅力が伝わってきました…ファンになりそうです!

マンガ学科の展示では、各作品のキャラクターや世界観を構築する過程を感じられる展示になっています。

マンガ学科

作風色々、マンガ作品のみでなく、オリジナルグッズを制作している方も!マンガも今や複合メディア化が常識となっていることを実感しました。

広々快適!カフェテリアで休憩できます

中野キャンパスの2号館地下1階にはカフェテリアがあります。

食堂への案内

今回は2号館地下1階にあるカフェテリアでお昼ご飯をいただきました。

カフェテリアのインテリア

中はとっても広いです!地下ですが、吹き抜けの中庭から日の光が入り明るいです。

メニュー

メニューはラーメン、カレー、パスタ、お肉とお魚の2種類の定食がありました。

お値段は全て(500円/税込)でしたが、展覧会期間の土日限定でどれでも選べるランチ券を無料配布していました(総合受付にて枚数限定)!嬉しくて午後も沢山見てまわろう!とやる気が出てきました(笑)。

大画面で映像作品を鑑賞できます!本格的なシアター

カフェテリアの美味しいランチでお腹を満たしたあとは、ちょっとゆっくりしたくてカフェテリアのすぐ横にあるシアターでアニメーション学科の作品を見ました。

シアター内部

スクリーン、音響、座席…全てが本格的なシアターです。※取材の為に特別に撮影許可をいただきました。

アニメーションと一言で言っても表現方法は色々。絵だけでなく立体物を使った作品もありました。先生のお話によると、企画から完成までほぼ丸一年かけて制作するそうです。

1号館と2号館をひと通りまわったあとは、1号館の斜め向かいにある5号館へ。5号館は写真学科の作品が集結しています。
公式サイトによると、写真学科東京工芸大学の前身である小西写真専門学校の時代から90年続く伝統ある学科なのだそうです。

写真の展示

展示の配置や装飾など、それぞれに工夫を凝らしています。

最後は、神田川の「中ノ橋」を渡って3号館へ。3号館にはデザイン学科が集結しています。

吹き抜けとエレベーター

開放的な吹き抜けと透明なエレベーターが特徴的。

グラフィックデザイン/イラストレーションの展示

グラフィックデザイン/イラストレーションの展示は、様々な表現方法で視覚的に情報を伝える作品が沢山。

具体的なブランドや製品を制作した展示

まるでお店の中のような場所ですが、コンセプトに基づいて具体的なブランドや製品を制作した展示です。

空間プロダクトデザインの作品

こちらもインテリアのお店の中のように見えますが、空間プロダクトデザインの作品です。機能も見た目も素敵で、こんなのあったらいいな〜、と思う作品が色々です。

以上、ほんの一部でしたが、「卒業・大学院修了制作展」の魅力が伝わりましたでしょうか?こちらで紹介した以外にもたくさんの展示がある他、現役クリエイターの方の特別公演などもあり盛りだくさんのイベントです。作品はどれも新鮮な考えやアイデアに溢れていて、それらに触れることで自分もまた新鮮な気持ちになれる気がしました。来年もまた是非見に行きたいです。

東京工芸大学 中野キャンパス
住所 中野区本町2-9-5
電話番号 03-3372-1321
アクセス 東京メトロ丸ノ内線・都営地下鉄大江戸線 中野坂上駅 徒歩7分
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