50年以上の歴史を持つジャズ喫茶の老舗「ジニアス」

鮮やかな黄色い看板が目印、ジャズ喫茶「ジニアス」

東京メトロ丸ノ内線「中野新橋駅」から神田川沿いを歩くこと約3分のところに、知る人ぞ知るジャズ喫茶の老舗「ジニアス」があります。

前身である「渋谷ジニアス 」の頃から数えると実に50年以上続いているという歴史あるお店。

店内はコンクリート打ちっ放しという渋いレイアウトに、神田川沿いの窓から入るさわやかな光、そしてそこにレコードの曲が流れてくるという、とても心地よい空間となっています。

テーブル横には音楽系の雑誌がたくさん並んでいます

マスターの鈴木さんは28歳の時、それまで働いていたジャズ喫茶新宿DIG(ディグ)から独立し「渋谷ジニアス」を立ち上げました。

「ジニアス」という名前はその時DIGのオーナーが名付けてくれたそうです。

渋谷で20年、そして平成元年に中野の今の場所にお店を移し、ジニアスは地元の人に愛されながら経営を続けています。

神田川沿いの窓から差し込む光がとてもさわやか

マスターは、「昔のジャズ喫茶にはその時代の「時流」が集まっていた」、と言います。文化・ファッション、トレンドが集うおしゃれなお店として、若者たちに人気があったのだとか。しかし時代の流れとともにその役割を果たすお店は変わっていき、「ジャズ喫茶」と呼ばれるものはどんどん少なくなっていきました。

レコードそのものを聞く機会も少なくなってきた、そんな中でお店を続けるマスターはこのように語ります。

「同じ趣味を持つ人同士が巡り会うことってとても嬉しいことじゃないですか。趣味には色々ありますが、ここではそれが「レコードという音楽」なんですね。このお店は多くの常連さんによって続けることができています。その人たちによって出来上がっていったお店とも言えますが。その常連さん含めて、そういった音楽好きの人たちが集う、楽しむことができる場所をこれからも提供し続けたいと思っていますね。」

 

店内にあるレコードプレイヤー

「それにレコードってほんとに魅力的だと思うんです。CDはボタン一つで簡単に曲を選ぶことができますが、レコードは基本的に一度再生を始めたら最後までかけ続けるのが普通です。でもそれがいいんです。自分がすごく好きな曲も、そこまで好きじゃない曲も、ぜんぶまとめて一つのストーリーとして味わえる。そんなアナログさがレコードの持つ魅力だと思っています。」

レコードの枚数は8000枚以上

「私は店内で流す曲は、その場その場でチョイスしています。お客さんの雰囲気を見て決めているんですが…満足してもらえる曲を流せるかどうか、そこは私とお客さんのちょっとした勝負かもしれません(笑)。だから初めて来たお客さんのときはものすごく注意深く選曲しますよ。そこはもう経験頼りですけどね。でもリクエストも受け付けてるので、お店に来た時はぜひ気軽に話しかけてくださいね。」

マスターオススメのアルバム「HORACE PARLAN/MOVIN’ & GROOVIN」。なんと本人のサイン付きジャケット

「ジニアス」ではそんなレコードを楽しみながらコーヒーだけでなく食事も楽しむことができます。

お店自慢のBLTサンドは、常連さんにも一番人気のメニュー。

厚手のトーストにたっぷりのレタス、ベーコン、トマトなどが挟んである逸品です。

BLTサンドセット コーヒー付(1,000円/税抜)

ジャズ喫茶に興味を持った人は、お好きな時間にぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

昼と夜では曲の掛け方や音量なども変えているので、それぞれ違った楽しみ方ができますよ。

 

ジニアス
住所 中野区本町3丁目2−10 スズノビル1F
営業時間 11:00-23:00
定休日 木曜
電話番号 03-3372-3471
アクセス 東京メトロ丸ノ内線「中野新橋駅」徒歩5分

※問い合わせ先の記載がない記事については、まるっと中野編集部までお問い合わせ下さい。
掲載場所近隣の区民の皆様に直接お問い合わせすることはご遠慮いただきますよう、お願い申し上げます。

※掲載情報は全て記事公開当時のものです。