【中野人インタビュー】キリンレモンスポーツセンター館長 岩田 淳氏

2020年10月1日、平和の森公園内に新しくオープンした中野区立総合体育館「キリンレモンスポーツセンター」。区民のスポーツによる健康づくりやコミュニケーションづくりの促進を目的とし、本格的な競技大会も行えるメインアリーナ、小規模大会・多様な用途に使えるサブアリーナや武道場を備えた総合スポーツ施設です。また公園の一部である事を意識された設計となっており、3階部分は屋外テラスとして施設利用者以外にも開放され、区民の憩いの場所として利用されています。

今回はそのキリンレモンスポーツセンターの館長である岩田淳さんにお話を伺います。

 中野区で“運動・スポーツ”に携わり12年

 

–岩田さんは中野に住んでどれくらいになるのでしょうか

「今年で12年になります。僕はもともと千葉県君津市の出身なのですが、大学卒業後に東京アスレティックククラブ(以下TAC)に入社し、本店のあるここ中野区に住みはじめました。最初は旧中野総合体育館に配属、その後TAC中野本店で会社の福利厚生や健康相談や運動指導といった企業フィットネス関連の業務に携わっていました。その後鷺宮体育館勤務、2019年同体育館の館長職務を経て、昨年2020年から中野総合体育館「キリンレモンスポーツセンター」の館長を務めさせていただいております。自分自身、昔からスポーツは好きだったので、今でもみなさんが運動されているのを見ると、自分も運動したくなってきます(笑)」

–12年前の中野の印象はどうでしたか

「住みやすいまちだな、と思いましたね。新宿や池袋にも近く、どこに行くにも便利で。JR中野駅前は中野サンモール商店街中野ブロードウェイなどがあり、買い物もしやすいですし。あと中野ブロードウェイをはじめとして、専門色が強い場所だなとも思いました。さすが「サブカルのまち」といわれているだけあります。この12年の間でオフィスビルができたり、大学ができたりとまちの様子は少しずつ変化してきましたが、中野北口エリア周辺は最初に抱いた印象と今も変わらないですね。それとお笑い芸人さんが何気に多くいらっしゃるなとも感じました。実際、ここキリンレモンスポーツセンターの隣にある水再生センター付近の通路や広場で、若手芸人さんが打ち合わせや練習をしている姿を今もよく見かけます。近くにミニ劇場もありますしね」

中野におけるスポーツの存在

2020年10月にオープンした中野総合体育館「キリンレモンスポーツセンター」

–これまで運動・スポーツに携わるお仕事をされてきたわけですが、中野区内での運動やスポーツの存在はどの様に感じますか

「私は公的な運動施設での勤務が長く、他のエリアで勤務してきたわけではないので、少し主観的な意見となってしまうのですが、仕事仲間に他のエリアの話を聞いている感じでは、中野区は運動やスポーツに取り組んでいる人が比較的多いと感じています。若者からお年寄りまで実に幅広い人たちが積極的に参加されているといった印象です。中野区には広い公園がいくつもあるというのも大きいかもしれませんね。リニューアルした平和の森公園には大きなランニングトラックやコースがありますし、哲学堂公園にも区民が利用できる野球広場やテニスコートがあり、区内大小の公園でも健康遊具をよく見かけます。みなさんが運動に興味を持ちやすい環境があるんだと思います。昨年に引き続き今年もコロナで中止となってしまいましたが、四季の森公園を会場とした「ランニングフェスタ」といったイベント活動も区内で行われていますしね」

–キリンレモンスポーツセンターの存在も、区民の運動に対する意識に影響しているのではないでしょうか

「それは感じます。実際ここが2020年10月にオープンしたときはまさにコロナ禍の真っ只中、不要不急の外出自粛という大きな制限がある中でのオープンでしたが、非常に多くの方が見学に来られていたのに驚きました。内覧会初日だけで約1000人という数字は予想よりはるかに多い数字でしたが、それだけこの新しい総合運動施設に非常に大きな期待が寄せられていると感じましたし、みなさんの関心が運動・スポーツへ集まっているのは嬉しく思いますね。ただ、まだまだ予断を許さない状況でもあるので、現在は見学については一旦中止とさせていただいております」

–1000人とは凄いですね。今も利用者の方は多いのですか?

個人利用者に人気のトレーニングルーム

「もちろん2回目の非常事態宣言もあり、1月以降の団体利用者は少し減りましたが、個人利用者については変わらず増加傾向です。地域センターが使えなかったり、いろいろな施設が時短営業を行っていることもあり、当施設に人が集まりやすくなっているとは思いますが。ただそれだけに、より一層感染予防対策には力を入れていく必要があると思っています。具体的には入館前の検温、アルコール消毒、確認チェックシートの記入など、都のガイドラインで定められていることはもちろん、利用者のみなさんには運動時もマスク着用をお願いしています」

 スポーツという分野で今後取り組んでいきたいこと

— 今後も続くと予想されるコロナ禍の中で、今後取り組んでいきたいことなどはありますか

「キリンレモンスポーツセンターは非常に充実した設備と広さを持つ建物なので、区内でもとても目立つ存在であると認識しています。それだけに周りの皆さんも納得してくれる様な運営をしていていきたいと思っています。中野区も様々なイベントが多いですが、我々としてはまだ具体的なプランは思いついてはいないものの、地元警察や消防署と連動したイベントをもっと積極的に行えたら、と考えています。他にも、平和の森公園の中にあるといったロケーションを活用したイベントもやりたいですね。この施設は2Fの多目的室をはじめとして、室内からの景色が素晴らしいというアピールポイントがあります。その開放感を利用して、室内に居ながらの“青空ヨガ”なんかもおもしろいのではないでしょうか。」

開放感のある多目的室

「あと、まだどうなるかはわかりませんが、今年はオリンピックに関わる年でもあります。キリンレモンスポーツセンターは、オリンピック公式の卓球練習会場として認定されています(※開催中は施設名称は「中野総合体育館」で運営)。もともと卓球に関しては、毎月一回大会が行われている等、中野区民の関心は高めですが、オリンピックを機に卓球をはじめとするスポーツへの関心もますます高まるのではないでしょうか。そんな時に、その興味・関心をより強く持ってもらえるような環境やイベントをご用意できるように、今後も取り組んでいきたいと思っています」

館内からは平和の森公園が一望できる

「今は限られた環境の中での運動・スポーツへの取り組みとなってしまいますが、これからもみなさんが楽しく、健康になれる手助けができたら、と思っています。まずは楽しく、スポーツを好きになってもらうところから。今は密を避けての、マスクをつけての運動のお願いとなってますが、ゆずりあいの精神とともに、全員が気持ちよく楽しんでほしいですね。でもやっぱり早くみんなでワイワイとお喋りしながら運動できる様に戻ってほしいと願っています」

 

【中野区のお気に入りスポット】
野方ホープ

「僕は昔からラーメンが好きで。中野区はラーメン屋が多いのがすごく嬉しいんです。中でもお気に入りは“野方ホープ”。こってりなのにあっさりなあの味はクセになります。キリンレモンスポーツセンター近くの“麺彩房”も美味しいですね。運動のあとのラーメンは格別です!でも最近運動量減ったからなぁ・・(笑)オススメのラーメン屋があれば、みなさん是非教えてください」

★今回の中野人
岩田 淳(いわた・じゅん)

1986年 千葉県君津市生まれ
大学卒業後、東京アスレティッククラブ入社を機に中野に移住
2018年 鷺宮体育館館長、2020年 中野区総合体育館「キリンレモンスポーツセンター」館長に就任

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