メディアミックスを駆使して邁進する「ブシロード」

中野坂上駅の真上にそびえ立つ高層ビルに本社を構える「株式会社ブシロード」。「BanG Dream!(バンドリ!)」「ヴァンガード」など、人気コンテンツを世に輩出している企業へ取材に伺います。

ブシロードとはトレーディングカードゲーム部門、モバイルオンラインゲーム部門、IP(intellectual property・キャラクター版権)の企画・開発・プロデュース等、同じキャラクターをメディアミックスで二次元・三次元の展開を進める会社です。

中野坂上駅を上がるり目の前のビルに本社が入っている。

中野坂上駅を上がると目の前のビルに本社が入っている。

「バンドリ!」は、アニメ、スマホゲーム、トレーディングカードゲーム、そして声を担当する声優さんによるライブ(多くの声優ライブは歌だけですが、この作品では楽器の演奏も声優さん自身が担当します)などのメディアを同時に展開する、新しいスタイルのコンテンツとして現在多くファンを獲得しています。

今回お話を伺うのは20代半ばという若さで「バンドリ!」のチームリーダーとして活躍する根本雄貴さん。

取材の質問にサクサク答えてくださるチームリーダー根本さん。「実際にお客様に体験していただくライブ感を大切にしています。」と熱く語ってくれました。

取材の質問にサクサク答えてくださるチームリーダー根本さん。「実際にお客様に体験していただくライブ感を大切にしています。」と熱く語ってくれました。

バンドリ! の生まれたきっかけは?

「バンドリ!」はスタートしてから4年経ちますが、企画のスタートは愛美さん(5人の女の子がやっているバンドのPoppin’Party 戸山香澄役)が、さいたまスーパーアリーナでのアイドルマスター合同ライブでギターを弾いて、歌ったら会場がどよめいて、っていうのを弊社スタッフが現取締役の木谷に報告をして、というところからスタートしています。

そこから、ガールズバンドを題材にしたキャラクターコンテンツを作り、実際に声を充てている人が楽器を演奏して、ライブをしたら面白いのではないかと生み出されたものです。

「バンドリ!」の特徴は「アニメ」「音楽(ライブ)」「ゲーム」「コミックス」といったメディアがほぼ同じ時系列で、しかもそれぞれの整合性を保ちながら進む、新しいジャンルのメディアミックスコンテンツであることです。

今までのコンテンツの展開との違いはどのようなところにあるのでしょうか

一般的なのは、原作があり、アニメがヒットして、そのキャラクターを使ったゲームアプリだったり、音楽CDだったりとどんどん横に展開していきますが、今の「バンドリ!」の場合、すべてのメディアが同時に進行しますし、それぞれの制作スケジュールが違うので、世界観やエピソードを共有しながら運営することは大変です。

 

メディアが多くて大変な部分ではありますが、一つ一つのメディアが繋がって、物語を大きく展開できるのがとても面白い部分でもあります。

また、それだけ間口(ファンになるきっかけとなる入口=メディア)が多いことで様々なファンが生まれているのも事実ですね。

トレーディングカードが壁一杯に掲げてある。

トレーディングカードが壁一杯に掲げてある。

その世界観が今の世代にどうして人気が出ているのでしょうか。

キャラクターにはそれぞれ担当の声優さんがいますが、その声優さんに近づけていくような作業をすることで親近感が湧くところでしょうか。

プロジェクトのスタートがPoppin’Partyの生のライブ活動からスタートしているので、声優さんに近いキャラクターづくりをしているのですがそうすることによって「キャラクター→声優」、あるいはその逆の順番とかで実際の人物に愛着を持って頂き、ファンにライブ会場に足を運んでいただいていると感じます。

 

アニメに合わせたライブの演出はありますが、ライブの時に起きたドラマや、ライブの時に実際に行っている振り付けを、アニメのストーリーや演出に反映させることもあります。

数あるメディアの中ではスマートフォンゲームが常時ファンの手に触れやすいものとなっていますので、アニメやライブの盛り上がりを引き継ぎつつ、常にストーリーを展開することができています。

 

アニメで5人の女の子が「Poppin’Party」というバンドをやっていて、ライブでも声優さんが同じ名前で楽器を演奏している、というのは、二次元と三次元が交差するような感覚を生んで、ファンにとっても大きなファクターになっているんじゃないかなと思います。スマートフォンゲームで入って頂いてるファンはライトな方が多いですが、ライブは生の体験をすることができます。生の体験は思い出となりますので、コアなファンになっていくきっかけになると思っています。

BanG Dream!(ガールズバンドパーティ!)のキャラクター達

BanG Dream!(ガールズバンドパーティ!)のキャラクター達

これからブシロードとしての展開はどのような事を考えていますか?

これからはそのライブ感をもっとファンの方々に感じて欲しいと思っています。海外の方はライブに対してとても反応がいいんですよね。そんな中で、海外展開として海外での展示会へも積極的に出展しています。また、「CharaExpo」というブシロード主催の海外イベントが毎年ありまして、シンガポールとアメリカで開催しているのですが、現地の海外の方はとても積極的にライブに足を運んでくださいますね。そういうコアなファンが多い事を考えると海外の方はリアルな体感をもっと欲求しているように感じます。もちろん日本にもコアなファンが沢山いらっしゃいますが。日本人は割とライトなファンが多いと感じますね。もっともっと日本人の方にもライブを体感していただいて、ライブの素晴らしさをもっと体感してほしいと考えています。

アニメやスマホゲームでは感じられない「ライブでしか起こらないドラマ」を体感すると、とても記憶に残るしそういう感動をアニメやスマホゲームでも組み上げることができればと思っています。

ブシロード公式Facebookよりニューヨークでの展示会の様子「Bushiroad Spring Fest 2019 (BSF2019) White Plains, NY」

ブシロード公式Facebookよりニューヨークでの展示会の様子「Bushiroad Spring Fest 2019 (BSF2019) White Plains, NY」

「劇場版 BanG Dream! FILM LIVE」は会社としては初めての自主配給作品になりますので、気合が入っています。「バンドリ!」としても初の劇場アニメーションとなりますが、一般の劇場作品でいう新たなストーリーが展開されるのではなく、作品名に「FILM LIVE」とあるようにキャラクター達のライブをMC含めて、まるまる1本初めから、最後までお届けするフィルムとなります。ライブとしてはPoppin’PartyやRoselia、RAISE A SUILENの実演ライブだけだったのですが今回はキャラクター達の劇場ライブを見て、盛り上がってもらえるような作品をお届けします。9月13日公開ですので、ぜひ多くの方に観ていただければと思っています。

公式ページ  https://anime.bang-dream.com/filmlive/

中野区の印象はいかがでしょうか。

アプリの会社なんかは渋谷近辺が多いですが、中野区はアニメ制作会社が多いですよね。そういう意味では仕事をする上でもとても良い環境だと思います。当社の真下は中野坂上駅ですが、この駅は新宿もすぐで交通の便がよいので助かります。

遠い場所への打ち合わせはテレビ電話等を使っていますが、やはり実際に会って、顔つき合わせて打合せるのが一番はかどりますので、制作会社等が近くにあると話が早いと感じますね。

 

会社受付にもポスター等が沢山掲示されている。

会社受付にもポスター等が沢山掲示されている。

株式会社ブシロード
東京都中野区中央1丁目38-1 住友中野坂上ビル

学校からの申請があれば、会社見学もできます。
対象は小学生・中学生・高校生
お申し込みの受付はご担当教員様からのみとさせて頂きます。
会社見学のURLはこちらです https://bushiroad.com/company_visit

※個人でのお申込みはできません。