手作業が守る日本古来の伝統美、着物仕立て・栗原敏夫さん

幅約36cmの細長い布から、日本ならではの衣装、着物を作り上げるのが、着物仕立ての仕事です。
一般的に着物は、洋服と違って多少サイズが合っていなくても、着られると思いがち。でも美しく着こなすには、着る人の体型に合わせたオーダーメードともいえる仕立てが重要です。そこで、職人の技を発揮するのが、栗原敏夫さんです。
仕立ては、留袖、訪問着、付け下げなど着物の種類や、小紋など柄合わせも考えながら、すべて手縫い・手作業で丁寧に行います。一針一針心を込めた作業で、代々受継いで着用することもできる、着物の伝統美を守っています。

栗原敏夫さん
昭和23年、中野坂上生まれ。
新宿の岩本和裁専門学校で資格を取り、着物仕立ての道へ。

「中野区伝統工芸展」
伝統工芸展は区内在住の伝統工芸職人が匠の技を実演し、使う程に美しさと愛着の増す工芸品の魅力の数々を紹介する催しです。毎年6月上旬に開催されています。
「中野区伝統工芸保存会」は、中野区在住の伝統工芸職人の団体。長年、伝統の技術を守り続けてきた16業種26人の会員で構成されています。