純真無垢な童を表現した木彫人形・藤本英以さん

「三つ折(みつおれ)人形」は、頭、胴、手足を別々に彫り、足の付根、膝、足首を折り曲げられるので、座らせたり立たせたりすることができます。
この仕掛けは安永元年(1772年)ごろに作られ、木彫人形作家の藤本英以さんは伝統的技法を受け継ぐ数少ないひとりです。
木彫りした部品は、貝殻から作った胡粉(ごふん)を数十回塗り重ね、磨き道具は使用しません。
似せ顔を作り着物を着せ、人形を抱いた感じも考慮に入れ、制作をしています。昔ながらの子供の表情に気持ちが和みます。

藤本英以プロフィル 昭和7年生まれ

「中野区伝統工芸展」
伝統工芸展は区内在住の伝統工芸職人が匠の技を実演し、使う程に美しさと愛着の増す工芸品の魅力の数々を紹介する催しです。毎年6月上旬に開催されています。
「中野区伝統工芸保存会」は、中野区在住の伝統工芸職人の団体。長年、伝統の技術を守り続けてきた16業種26人の会員で構成されています。