「考えて作ることで伝統の中にも個性が生まれる」東京手描友禅・小柳津公龍さん

着物は、あくまでも着る人を引き立ててくれるもの。その人に似合うようにデザインすることを大切にしているという小柳津さん。
技術的な修行と合わせて“自分なりの美とは何か”を考え経験を積み、油絵やクロッキー、造形心理学なども勉強。技術だけではなく考え方を大切にし、学んだことを糧にして、伝統にこだわられず新しい試みにも挑戦しています。
「ただ作るだけでなく、考えて作る。だからこそ、伝統の中にも個性が生まれてくるのではないでしょうか」と小柳津さん。
何もない布に一から描き始め、途中心配になっても最後に完成品を見たときに、「これでよかったんだ」と思える、この感情の起伏を追えるのも仕事の楽しみのひとつだそうです。

小柳津公龍プロフィル
絵を描くのが好きで、友禅染めの職人に

「中野区伝統工芸展」
伝統工芸展は区内在住の伝統工芸職人が匠の技を実演し、使う程に美しさと愛着の増す工芸品の魅力の数々を紹介する催しです。毎年6月上旬に開催されています。
「中野区伝統工芸保存会」は、中野区在住の伝統工芸職人の団体。長年、伝統の技術を守り続けてきた16業種26人の会員で構成されています。