花鳥風月を繊細に表現する東京手描友禅・高橋貞雄さん

江戸時代中期、宮崎友禅斎の創始と伝えられる手描友禅は、華麗な表現方法から、一躍人気になりました。
東京の手描友禅は、京都の“はんなり”、加賀の“多彩”に対して、江戸文化の“いき”の伝統を受け継ぎ、単彩ですっきりしたものが特徴でしたが、現在ではさまざまな模様表現をしています。
高橋さんの作品は手描き染めの技術を巧みに生かし、花鳥風月を繊細に表現します。落ち着いた中にも明るい色調と新しさのあるデザイン。モダンで品があるのが特徴です
中野区で小学生に東京手描友禅の体験指導を行うなど、友禅の普及にも努めています。

高橋貞雄プロフィル
昭和13年10月長野県生まれ。
高田馬場で約10年修業後に独立し、50年余りとなる。

「中野区伝統工芸展」
伝統工芸展は区内在住の伝統工芸職人が匠の技を実演し、使う程に美しさと愛着の増す工芸品の魅力の数々を紹介する催しです。毎年6月上旬に開催されています。
「中野区伝統工芸保存会」は、中野区在住の伝統工芸職人の団体。長年、伝統の技術を守り続けてきた16業種26人の会員で構成されています。